ワワワーワ私です。
もうさ、見てよこのラインナップ。アベンジャーズ・エンドゲームですよね。見たことないけど。私の靴箱は、かなり完成に近づいていると思うんです。近づけないと妻に殺されるので。
で、当ブログで非常に多くの方に見ていただいている記事が、革靴初心者の方に対するオススメ紹介記事だったんですよ。そして最近の私の記事は…あー…。
学 び 0
これはいただけない。これは、いただけない(再放送)。もう少し学びと、私の意見を交えた記事を投稿しないといけませんねこれは…。
最近になって少しずつアッパーの種類が違う革靴も増えてきたので、アッパーごとの見え方や、初めて買うならこれ!みたいなオススメをご紹介していきます!
目次
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革靴アッパー紹介ドラゴン
そもそもアッパーというのは、革靴の表部分のことです。パッと見て最初に目に入る箇所、革靴の良し悪しを決める大事なパーツですね。
で、いくつか種類があります。基本はウシの革を使っていますが、ゾウやらサメやらダチョウやらウマやらあるので一概には言えません。が、これだけは言える。一番初めに買おうと思う革靴の9割は牛さんです。
まぁ、あれだ。どの動物が使われているかはそんなに気にしなくて大丈夫です。ではでは、早速紹介していこうと思います。
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スムース
文字通り、つるんとした表情が特徴のアッパーになります。我が家ですと…ブーツ類以外は全部これに該当します。革靴をあんまり知らない人に、革靴と言えば?と聞くと、ほぼ100%の確率でこのアッパーの革靴を思い浮かべることでしょう。
ドレッシーなものからカジュアルなものまで、幅広く使われています。詳しくは後述しますが、スムースだから何でも使える、のではなくこれだけでは要素が決定しないくらいめっちゃ種類があるってことです。
では、スムースの中でもどんな種類があるのか、我が家にあるものを例に見てみましょう。
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カーフ
生後半年の子牛から取れた皮をなめして作られた革です。我が家の靴で言うと、Harrogate(以下ハロゲイト)やLightbulb(以下ライトバルブ)などがこれに該当します。ヨーロッパでは子牛を非常に多くの量食べるので、ヨーロッパに名門とされるタンナーが多いのが特徴です。
最もスタンダードな革なので、ドレスシューズによく使われています。よって外羽根やショートノーズな靴でも、カーフで作られていると程よくドレッシーな雰囲気を保つことが出来ます。
革靴をコーデに取り入れるときに、恐らく大人っぽさを求めている人が多いと思うので、最初に自然と手に取ることになる革、それがカーフな気がします。いきなりシボ革行く人は、あんまり見たことないかも。
非情に柔軟で、つるんとした表情と相まってツヤが非常に出やすいのが、カーフの一番の魅力だと思います。もう見てもらった方が早いかな。
ハロゲイト、かれこれ2年目なのですが、えぇツヤしてますでしょ?ダイナイトソールや私の足との相性から、頻繁に履いてケアしてを繰り返した結果のエイジングです。フレンチカーフ、これといってブランドの革と言うわけではないのですが、きめ細かなシワが入っていますねぇ。
新顔のライトバルブは、ドイツの名門ワインハイマーのボックスカーフが使われています。まだ2回ほどしか履けていませんが、見て!この透き通るようなツヤ!ネイビーなので黒以上に光沢感が分かりやすいじゃありませんか!
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オイルド
カーフに比べて油分が多く含まれているレザーです。マットな表情なのが最大の特徴ですかね。カーフよりも傷や雨に強く、ケアしてあげると跡になりにくいので、ズボラな人に向いています。
その特徴からワークブーツによく採用されていますね。適当に履いても味になるタイプの革なので、カーフとはまた違ったエイジングを楽しめると思います。え?私?ちゃんとケアしますが?(矛盾)
我が家の靴で言うとParaboot(以下パラブーツ)が該当します。ここから増えることは…無さそうです。カーフとは違うツヤ感でしょ?言語化クッソ難しいけど。ツヤッ、というよりもテラッて感じ。は?
鏡面とかすればギャンギャンに光るのでしょうが、そもそもそういう目的の革でもないですしね。使われているリスレザーは、オイルドの中では光らせやすい部類になると思います。本来はもっとマットですからね。
雨の中履くとその場ではシミになりますが、なぜか次の日に消えているんですよね。バカみたいな雨の中一日履いたらワンチャンあるのかもしれませんが、少なくともカーフほど怯える必要はなさそうです。
え?雨の日に履くなって?うるさいよ(半ギレ)。
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コードバン
ウシではなくウマです。ウマのケツです。カーフとは違うキラキラとしたツヤが最大の特徴でしょうかね。実は引き裂きにかんしてはウシよりも強かったり、表面が細かく起毛していて、傷なんかも隠しやすいなんて特徴もあったりします。
我が家の靴ではChausser(以下ショセ)の靴がそうです。これと言って鏡面磨きなぞしておりませんが、メリハリがあるというか、パキッとしたツヤをしているじゃありませんか。この光沢を拝めるのは、コードバンしかないのです。
雨で濡れると一気に表面が雲ってしまい、慣れていないとアワアワします。が、ケアしてあげればちゃんと直るので、実はそこまで付き合いにくい革ではないのです。ま、私はアワアワするので雨予報の時は履きません。
年々価格がどんどん高騰しているので、ますます手に入りづらくなると予想されます。私が購入したショセの靴も、価格改定があって3万円値上がりしました。バーウィック買えちゃうよ君ィ…。
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グレインレザー
所謂シボ革ってやつですね。スムースと違い、シワというか模様というかが最初からついているため、カジュアルな印象になります。シボが細かければ上品に、大きいとワイルドな見た目になるので、シーンに合わせて選ぶことも出来るかな?
とはいえ、スムースに比べれば圧倒的にカジュアルなので、私服で使うことの方が多いと思います。我が家には1足しかありません。あ、6月に入ってきます(白目)。
シボ革の中にも薬剤で縮ませるタイプとめっちゃ強い圧力で型を押すタイプとありますが、どちらも革に負荷のかかる作業なので、使われている革はめちゃくちゃタフです。傷も目立ちにくく、私の大嫌いな銀浮きもしない…らしい!
初めはツヤの控えめな表情ですが、履き込んでいくとシボが均されてつややかになる箇所も出てきます。エイジングはより分かりやすいかもしれませんね。一足目からシボ革を選ぶ人は、間違いなく素質があります。
我が家の現状唯一のシボ革、Crokett&Jones(以下クロケ)のアイラちゃんです。中古でお迎えしましたが、先代の持ち主がとても丁寧に履いてくださっていたおかげで、見て!このトゥのツヤ感!この差が堪らねぇんですよ分かりますか分かりますね?
上記の特性から、ダイナイトソールであれば天候関係なく履ける最強の革です。このブーツの歩きやすさも相まって、真夏だろうと天気が心配な旅行では着用するかな!
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スエード
革の表面をやすり掛けして起毛させた皮のことです。ブタの革のスエードの方が一般的かと思ったら、割とウシのスエードの方が多いのですね。スーパーバックもウシですし。
その表情から分かる通り、ツヤとか一切ないです。あるのは温もり感じる優しい表情だけです。そのため秋冬では定番の革となっています。あとは雨も弾いてくれるので、雨用に持ってらっしゃる方も多い印象です。
我が家の靴だとレイマーのチャッカブーツがこれに該当します。もうね、履き心地がとにかく柔らかくて、靴擦れの概念ないと思います。私は一切ないです。
カラー展開が豊富な印象がありますね。しかし初めに買うなら、ダークブラウンが一番使いやすいし、何よりイギリスみがすごい(語彙力)。オールドスナッフとかもう最高ですよ。
エイジングは確かにわかりづらいですが、表情があまり変わらないのも魅力です。買った時をキープして、きれいに履いてあげたいものですね!
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初心者がまず買うべきアッパーの種類
好 き に 買 え
やれスムースだシボ革だ、はたまたガラスレザーだ言いますけどね、初心者だからこれ買った方が良いなんて簡単に選べませんって。一目見て気に入ったやつを買えばええ、そうだろ?
まぁこれから革靴を育てる楽しみにハマりたい人なら、断然スムースになるのかな。しかしまぁ、アッパーで決めるのではなく、ビビッと来たものを買えばいいと思います。私もそうでしたし。
今回はアッパーについて、手持ちの靴を用いて紹介してきましたがどうでした?伝わらなくね?やっぱ実物見てなんぼよ。
てなわけで、ぜひこれらの特徴を頭の片隅に入れて靴を見に行ってみてください。そして買ってください(白目)。