おはこんばんちは、私です。
以前革靴はオーダーと既製品、どっちがええのんって話しましたよね?そこから火が付きまして、革靴でよく見るあんなディティールやこんなデザインは、どう選べばいいのかな?って思考を巡らせてみました。暇なの?
今回はビーフorチキン方式、二者択一で各部を比較していこうと思います。思いつく限り、くだらない部分まで挙げてみますので、誰かの何かに刺されば幸いです。刺さらなかったらそっとブラウザバックするんだ!
目次
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ビジネスorカジュアル?
まずここ、これが定まっていないと話にならんのよ。使用用途によって、求められるディティールやデザインは180度変わりますからね。当たり前ですけども。
あ、今回の話ではオンオフ兼用とかいう軟弱な発想は抜きです。そもそも革靴である時点で、スニーカーよりもずっとドレスなのですから。オンオフ兼用という言葉って、結構適当です。そうでなければ、かなり複雑なので、結局オンかオフのどちらかになることがほとんどです。売り手の想定を買い手に押し付けるんじゃあない!
で、細かい話は後述するのでざっくりお話するなら、ドレス用途ならシャープでかっけぇ靴、カジュアル用途なら丸っこくてかわええ靴を買ってください。これで間違いない。そんな選び方でいいのか?と思われるかもしれませんが、大丈夫。フィーリングってのは、靴選びにおいて相当大事です。
そこらへんのリテラシーが無いのであれば、まずはかっけぇかかわええかで選んでみてください。
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内羽根or外羽根
まぁ~…正直総合的に考えると、約9割の人は外羽根を買っておけばいいと思います。本当のドレス用途であれば内羽根が必要ですが、それが求められる場面はそうそう多くありません。であるなら、その他のディティールに焦点を当てたほうがいいです。
チロリアンは…外羽根か?羽根どこ?
というのも、機能性の観点ではまず間違いなく外羽根が有利です。羽根がよく開くため、紐で調節できる範囲が段違いに広いからね。内羽根は限界が低すぎて、よほど足に合っていないと簡単に閉じます。私はほぼ確実に閉じます。ぴえん。
そして何より、内羽根はよほど他のディティールがカジュアルに振っていないと、仕事以外での使用が困難です。で、今の風土的に考えれば外羽根でも問題なく仕事に使えますからねぇ。レイマーのおおいっさんも、最近は外羽根プレーントゥがよく売れるとおっしゃっていましたし。
とはいえ、内羽根は内羽根でメリットもあります。羽根部分のディティールがスッキリしているので、靴の見映えが洗練されたものになります。うちの妻が持っているショセのウイングチップも、考えてみれば内羽根でしたね。あれはあれで、しっかりカジュアルに振った靴であるために内羽根のスッキリ感を活かせていると思います。
まとめると、羽根だけに焦点を当てて考えるのであれば、機能性とカジュアル感を出すなら外羽根、スッキリ見せられてドレス感を出したいなら内羽根って結論ですかね。当たり前やんけ(呆れ)。
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レザーソールorラバーソール
んまぁ~難しい質問だぁ。正直どっちも良いところあるので、やっぱり用途で決めるのが良さげですね。
まずレザーソールは、とにもかくにも音が良い!独特のコツコツという音と、歩行をサポートする反発性はレザーソールならではですよね。ラバーソールよりもレザー素材の方が元の状態に戻ろうとする力がダントツで強いので、歩行時の蹴りだしをソール側がサポートしてくれるわけですねぇ。
あとはチラッと見えたときの高級感、これはやはりレザーソールに軍配が上がります。ぶっちゃけ履いている本人は見ることがありませんが、周囲の人から見られたときに与える印象はやはりレザーの方がいいかと思います。メリットはそれくらいですかね?総合的な機能性はラバーソールに劣ります。
雨が降った時、安心なのはやはりラバーです。また、スポンジソールなどクッション性の高いソールであれば、歩行も快適です。蹴りだしのサポートはレザーに劣りますが、それ以外の機能性はダントツでこちらに軍配が上がりますね。
総合的に見られない、それぞれ完全に違った魅力を持った材質なので…うーん、どっちも持っておいてください。ただまぁ、使い勝手は断然ラバーなので、ラバーを多めでもいいかと。
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スムースorそれ以外
ツルッとしているか表情があるか、ってやつですね。私はスムース素材のものを6個、スエード素材のものを2個、シボ革のものを2個所有しています。6:4、結構接戦ですね。
まずはスタンダード、キレイ目な雰囲気を革靴に求めているのであれば、スムースを選んでください。やはり革靴といえば、なツルッとした表情からしか摂取出来ない栄養素ありますからね(?)。というか、世の中にある革靴の大半はスムースレザーなんじゃないかな?
シワの入り方なども分かりやすいため、エイジングをダイレクトに楽しめるのがスムースレザーの強みです。素材にもよりますが、シワが入ったあとの表情はええですよぉ?ボックスカーフとか特にええ感じ。あとはタンニン鞣しの革ね。個人的にハマっています。
逆にそれ以外の革は、総じて傷や汚れが目立ちにくいです。初めから表情があるからですね。さらにシボ革にしてもスエードにしても、水に比較的強い特徴があるので、天候に左右されたくない方はこっちをオススメします。スエード+ラバーソール+防水スプレーは最強です。
よって、一足目はスムース、それ以降はそれ以外なんて選び方で良いと思います。どうせ何足も欲しくなるんだから、どっちだっていいのですがね。
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紐ありor紐なし
これは断然紐ありです(食い気味)。調節が出来ることはどれだけ素晴らしいことか。私のように甲が低い人や足幅が細い人は、少しでも調節が出来ないとすぐに足が痛くなります。標準的な足の方でも、フィッティングを少しでも良くできる紐ありの方が満足度は高くなるはずです。
ただし、紐なしにも当然メリットはあります。まず見映えがスッキリします。これは内羽根と同じ魅力ですね。すごく足元が洗練された印象になります。ローファーや、サイドゴア、モンクストラップなど全てスッキリした見た目になるでしょう?
↑この価格は本当に奇跡やね
あとは調節が出来ないので、足入れがしやすく作られています。つまり脱ぎ履きが楽なんですよね。サッとお出かけする時に一々紐を緩めて~とかやっていたら、日が暮れちゃいますからね。暮れませんねそうですね。しかし紐が無い靴たちは靴ベラでスポッと履いて終わり!最高です。
個人的にはよっぽど足に合ったものでない限りは紐ありを買うだろうなぁというのが正直なところです。でも今無性にローファーが欲しい。靴箱はもうパンパンなのに。困った。お金もないのに。
どちらにも魅力はありますが、やっぱり最終的な1軍シューズは紐ありをオススメしたいところです。
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買うor買わない
買え(問答無用)
今買いたいものは買っておかないと、絶対に今の値段では買えません。少しでも気になる靴があったら、絶対に絶対に今買ってください。後悔することになりますからね!!
というわけで、革靴のあれこれを二者択一にしてあーだこーだお話してきました。色んなディティールが革靴ごと、メーカーごとに様々あります。しかしそのどれも、特性にあったディティールであることに間違いありません。我々消費者が、自分の求めている革靴をきちんと理解して、購入してあげたいものです。
まぁたブーツ買うん?
とりあえず、私はきっと買い続けるんだと思います。待っている人がいるからね!!!みなさんもぜひ、革靴のディティールに注目しながら選ぶようにしてみてください。