にほんブログ村ははははい、私です。
さて、皆さんは、トラッド好きですか？えぇそうでしょうね。聞いておいてアレですけど、もはや聞く必要なかったですね。そりゃ好きでしょうとも。
さて、そんな皆さんにおいて、マスターピースと呼べるアイテムを持っておられますか？マスターピース、つまり不朽の一品、最高傑作です。トラッドな装いを好まれる方は、まず持っているであろう至高のアイテム。
遅ればせながら私も手に入れたので、ぜひご紹介させて下さい。新年一発目にふさわしいアイテムとなっていますのでね。
目次
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SOUTIENCOLが考えるアメトラを想う人のためのシャツ
今までもアメトラのアイテムとしてWorkersやD.C.White、Barnstomerを購入してきました。
しかし、今回ご紹介するSOUTIENCOL(以下スティアンコル)は、それら以上にアメトラの源流に近いブランドです。なんてったって、アメトラの教祖的ブランド、VANヂャケットのシャツデザイナーをされていた方が立ち上げたブランドなのですから。
で、そんな素敵過ぎるブランドから購入したのが、タイトルにもあるこちらの白シャツです。白BDシャツ、普通にしか見えませんね。が、このシャツにはありとあらゆるこだわりが詰め込まれているのです！！
正直、私が紹介するよりも公式のブログを見たほうが数億倍伝わるんですけどね。まぁ消費者目線ってことで…。
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生地
もうね、これは触るとビビるやつです。なんせ、トーマスメイソンのゴールドライン、プレミアムオックス生地を使っているんですからね！呪文か何か？
トーマスメイソンは、イギリスの超名門シャツ生地メーカーです。有名ブランドの中でも、上位アイテムにしか使われないほどの高級生地を作っている歴史あるメーカーさんですね。
これ、もう触った時点ではブロード生地かと思いました。それほど柔らかくなめらかなんですよ。プリン、絹ごしのプリンですよ。うわぁ伝わらねぇ。
経糸は140番手、めちゃ極細です。一般的なオックスフォード生地が20～40番手を使っていることから、このシャツの生地がいかに細っいか伝わりますでしょ？
さらに、横糸には60番手の糸を3本撚り合わせて作った三子糸を使っています。そうすることで、生地の耐久性が上がるわけですね。
つまり、なめらかで極上のしなやかさと耐久性を両立した最高最強な生地ってわけです。そんなんアリ？っぱトーマスメイソンってすごいわ。
白シャツは、その色の特性上生地の表情や光沢感などは分かりづらいと言われています。が、この生地の前ではそんな通説は無力。見てよこの光沢感！！ほんとにあんたオックス生地！？あんたいつもはもっとドライな質感してるじゃない！！！
私も白シャツ自体は死ぬほど見てきましたし、実際に着用もしてきました。が、ここまで上品な面構えをしたシャツ、もっと言うならオックス生地なんぞ私は見たことありません。
それもそのはず、このトーマスメイソンのゴールドラインの生地は、オーダーシャツのお店で見るような代物であり、量販店なんぞで出てくるわけの無い生地なのです。
140番手だもんね、そりゃ細いわ。ある意味実用的ではないレベルの質感、最高です。
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襟
もう繰り返しますが、公式のブログの方がよっぽど丁寧に説明してくださっているので、私は手持ちのシャツと比較をしてみようと思います。
白BDはないので、同じくこだわり満点Workersのスーピマコットンを使ったBDシャツです。こちらも1万円前半で購入できるシャツの中では、明らかに高いクオリティのシャツです。てか紹介してなかったな、今更か。
で、注目なのは襟！Workersのシャツの襟先の長さは長めです。そのため第一ボタンをはずして着用すると、襟がきれいな曲線を描くのが分かると思います。これをフルロールと呼び、ブルックスブラザーズのポロカラーシャツではアイコン的存在のディティールとなっています。
個人的にはこのフルロールに死ぬほど惚れ込んでいるため、もう今後シャツを買うならフルロール以外は着たくない！BD以外着たくない！！！！！という拗らせ方をするほどです。Workersのデニムシャツは、もう買うこと決定路線なんで(妻への報告)。
で、スティアンコルのこのシャツはブランドの中でも代表的なシャツ「SanFrancisco2014」という品番を基に作られています。そんなシャツの襟は、フルロールよりも約1cmほど小さく小ぶりになっています。
フルロール狂の私は驚きました。VANヂャケットでシャツデザイナーをされていた方のブランド、アメトラを意識したフルロール一択だろ！！な考えがあると勝手に思っていたからです。
が、デザイナーさん曰く正面から見たときにもっともスマートでかっこよく見えるのがこの形、とのこと。はい、もう着用して納得しました。すごすぎる。
恐らく、フルロールは発祥の地アメリカの人たちの体格であれば、キレイに映えるのだと思います。しかし彼らに比べて華奢な我々日本人には、きちんとサイズ調節された大きさの襟がジャストフィットなのだと思います。
つまり、日本人のことを徹底的に考えて作られたニュースタンダード、ジャパニーズニューフルロールなんですよこれはｧ！！！！
しかも、襟が小さいとノットの小さなネクタイをした時の収まり方がめちゃくちゃいいんです。細いネクタイ派の私、大歓喜。
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着用してみる
本当は、まだまだディティールのこだわりあるんですよ？テーパーしないカフスの話とか、ボックスプリーツの話とか！でも、それはもう公式の二番煎じになってしまうから意味ないんよ。
だからもう、着用写真を見て驚いてください。これが本物です。
まずはシンプルにシャツにデニム、春先のアメトラスタイルです。まだ少し先ですがね。分かりやすいようにタックアウトしていますが、このシャツはぜひタックインで着て欲しい。
上記のブラック版です。こいつもまぁ～使いやすい
はい、タックインしたのがこちら。分かります？私一般人なのに、明らかに出来る男になっていませんこと？料理と家事は出来ますけど、仕事は微妙な男がですよ？
ひとえに、日本人のアメトラ好きなら堪らないディティールとシルエットがきちんと構築されているからだと思います。デザイナーの方もブログの違う記事の中で、源流を真似することは大事だけど、そこから先にどう展開していくかが大事であるとおっしゃっています。
アメトラの源流であるアメリカに倣うことはとても大事ですが、着用するのは現代の日本人をターゲットにしている以上、彼らが着こなす際にいかに自然に取り入れてかっこよくなるかが最も大事なはずです。
はい、もうすっげぇわこれ。ノットの収まり方よ。フルロールじゃないからこそ、見え方もスッキリかつエレガントです。
ボタンも高瀬貝で抜かりなし、高級感半端ない。もうシャツの完成形を見ましたね。既製品でここまでのこだわりとクオリティが詰まったシャツ、無いと思います。
お待ちかね、紺ブレです。ｶｯﾊｯﾊ、これはね、アカンです。もうこのシャツのポテンシャルがすごい。新米です。シャツ界の新潟県産の新米です。うまみが凄いのに、他の具材を引き立ててくれる。
究極の白シャツ、この言葉はこのシャツの為に存在しているんじゃないでしょうか。
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問題は希少過ぎて
買えないんですよ、えぇ。取り扱っているお店も少なく、公式のオンラインページでも一番小さいサイズしかないのです。
私はそんな数少ない取扱店の1つ、浜松のCITRONさんで購入しました。なんでも入荷した瞬間に2着買われた方もいらっしゃるとか。でもわかるなぁ、これはずっと着たいと思える1着ですね。
あとは価格ですかね。私はもはや麻痺こだわりが理解できているので驚きませんが、1着28,000円します。えぇ、シンプルなシャツですが何か？そこにこだわりがｷﾞｭｳｷﾞｭｳに詰め込まれているんですから、下手なデザインシャツよりも分かりやすいと思いますが？(煽り)
それくらいですかね。恐らく作り続けてくれるとは思うので、タイミングを見逃したりしなければ手に入れることは出来るはずです。
少なくともこの2店舗であれば確実に買えます。私はシトロンさんで買いました。生産量自体多くはないので、入荷した情報をゲットした時点でダッシュでお店に行くか、オンラインページが掲載された瞬間にポチりましょう。
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白BDシャツは良いものを
恥ずかしながら良い白シャツ、特にBDのシャツは仕事っぽいというイメージがあり意図的に避けていました。が、今回手にして分かりましたが、やはり白BDシャツはトラッドスタイルにとって欠かせないマスターピースですな。
あまりにも普遍的なアイテム過ぎて量販店でも簡単に買うことが出来るアイテムですが、だからこそ私は思いきってお高いこだわり抜かれたものを手にして欲しいと強く感じました。
このブランドの春夏に使えるシャツも購入予定なので、また購入でき次第ご紹介しようと思います。…ファッションブログなのにあんまり購入できない商品を勧めるとか、一体どうなっているんでしょうか。
まぁいいや、そんなわけで白BDシャツの万能具合に改めて驚かされた私なのでした。
