鍼灸の資格を取って延々と自分の首に針を打ち込みたい、私です。
前回紹介しました、オールデン×ビームスのコラボVチップですが、ようやく履きおろしました!今回はその感想と、スエードの短靴がいかに万能でコーデにすんなり溶け込むか披露したろうと思います。
初めに結論いうと、めちゃくちゃ最高です。もう一足欲しいもん。ただ、注意すべき点もあるので、ぜひそこにも着目しながら見て行ってくださいな!
目次
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おさらい
改めてこの靴のスペックについてご紹介すると…
- アッパー…ゴートスエード
- ソール…レザーシングル
- ラスト…モディファイドラスト
- 形…Vチップ
こんな感じ。まずスエードにレザーソールの組み合わせ、粋ですよね。雨の日に履きたいアッパーを、雨の日に履きたくないソールに組み合わせちゃうんですから。ただ後述しますが、この組み合わせが凄まじいシナジーを生んでいるんですよねぇ。
オールデンを代表するモデルである54321、そのラストであるモディファイドラストの履き心地からお伝えしていきましょうか。
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履き心地
サイズはUS8のDウィズを履いています。普段US8.5のサイズを履くことが多いので、ハーフサイズ小さめです。が、これといって無理のあるサイズではなく、多少タイトではあるものの、気持ちよく履けるサイズ感なイメージです。他の革靴ブランドよりも、ちょい大きめのつくりの可能性もありますね。
写真でも見て分かる通り、羽根開きまくりです。甲が薄くて基本羽根がガン閉じの私が、です。これ、全く伝わらないでしょうがすごいことでしてね。元々甲が低めに設計されていることに加えて、踏まずが持ち上げられるために、甲全体も持ち上がっているからだと考えられます。
そしてそのアーチサポートが、モディファイドラスト最大の特徴ですね。えげつないくびれしておりますが、これは元々ハイアーチ、踏まず高めの人用に設計された木型なんです。つまり、私のような偏平足野郎が履くことは、全く想定されていなかったんですねぇ…。
で、実際履くとどうなのかというと、もう全然問題ありません。痛みなんかまったく感じませんでした。かなりサポートされているのを感じるので、疲れにくそうで最高、と言ったところでしょうか。
では、次はいよいよ歩いてみます。数キロのんびり歩いてみましたので、その感想をば。果たして、足入れしたときと印象は変わったのか!?後編へ続く。
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歩いてみた感想
踵が緩い…(絶望)。恐らく甲と踏まずで押さえるラストが故に、踵はテキトーさほど重視されていないのかもしれませんね。左足の踵が、靴擦れで水膨れになってしまいました。OMG。
しかし、それ以外は特に気になることはありませんでした!ハーフサイズ小さいですが、つま先がドゥンすることもないですし、右足の小指が痛くなることもありませんでした。踵ォ!!
で、いい意味で驚いたのが、反りのえげつなさです。アッパーが柔らかなゴートスエード、そして同じく柔らかなシングルソールなので、グニングニン曲がります。アメリカ靴らしいトゥスプリングの高さも相まって、スタスタ歩けちゃうんです!
そして全然疲れない、これもうスニーカー認定しちゃっていいですか?ダメですかそうですか。しかし、それほどの快適な履き心地だったので、大変驚きました。
モディファイドラスト自体はかなり古い木型ですが、現代も支持される理由がありますね。逆に数歩歩いただけで痛くて動けなくなった人もいるにはいるらしいので、合うか合わないが人によってハッキリ出るものと思われます。こればかりは試着しないことには分かりませんね。
通常ではアッパーがカーフやコードバンなので、そちらを買われる方はアッパーの硬さに注意しながら、ぜひ検討してみてください。いずれにしても私は買ってよかったと思っておりますよ!
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コーデ
まぁもう、わざわざコーデにせんでも、汎用性の高さは靴を見ただけで分かることでしょう。が、まぁせっかくならコーデ写真も見てやってください。ブラウンスエードの短靴なんぞ、もはや適当に合わせたって何とかなりますからね。
良くも悪くも、Vチップの意匠がスエードで分かりづらいので、Vチップらしさを全面に出したいコーデは組んでいませんてかVチップらしさを出したコーデって何!?
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さわやかアメトラコーデ
トップスに最近購入したブルックスブラザーズブラックフリースの謎チェックシャツを合わせ、ボトムスにはバーンストーマ―の白パンを合わせています。
うーん爽やかですね!白パンにブラウンスエードがまた合う合う!!これだけでご飯1口は食べられますよね(小食)。
アウターはまだ完全に先の話ですが、暖色で固めたコーデなので寒色のネイビーを足してみました。早く紺ブレが着られる時期になってほしいものです…4か月後くらいかな(遠い目)。
スエードの短靴は使い勝手抜群ですね。重みもあまり感じないボリューム感なので、季節関係なく履けるのが嬉しいところです。
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コテコテになり過ぎないアメカジコーデ
続いては夏らしく、シンプルに白Tデニムスタイルです。
みんな大好きユナイテッドアスレのマグナムウェイトTに、同じくみんなが愛してやまないワーカーズのスリムストレートデニムを合わせています。足元にブラウンスエードを持ってくると、どこか上品さを感じるのでカジュアルになり過ぎな夏コーデにもドンピシャリです。
デニムとVチップの組み合わせ、個人的に最高だと思います。アメリカ味をすごく感じられるというか…。もう少し太めのデニムと合わせても可愛いかもしれませんね。
はい、ワイドテーパードかつオジサン大好きアンクル丈のデニムです。インビジブルソックス履いてあげればより一層爽やかな雰囲気ですね。少し若々しさを感じます。ま!若いんですけどねハッハッハッハもうアラサーは若くないのかな(嗚咽)。
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ほどよい土臭さのミリタリーコーデ
最後は同じアースカラーでまとめるミリタリーコーデです。
ベイカーパンツにリネン白シャツのシンプルコーデ。はぁ~好き(はぁと)。オリーブカラーとブラウンスエードの組み合わせはもう間違いないやつですやんか。誰も疑わないよ、私も信じて止まないよ!!
この靴に限らず、茶靴って合わせるアイテムを選ばないですよね。だから好きなんよ、茶靴。良いお値段するものが多いけど。それだけの価値がある、うん。そんなにたくさんはいらんけど、うん…。
M47にも合わせてみました!太めのカーゴパンツとも相性抜群ですがな!トップスはラフにプリントTにしてみました。かっこかわいい靴は、一足あるとコーデの幅と奥行きが出ますな。
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踵さえクリアできれば…
もうこの一言に尽きます…それ以外何も不満が無い。踵の大きさってどうしようもないもんなぁ…小さいなら踵芯ぶち壊すとかできるけど、大きいものはどうしようもない。かといって、厚手の靴下はサイズ的に履けない…っぱサイズミスったかしら?
いや、サイズ上げたらその分踵はもっとゆるくなるから、慣れていくしかないのかもしれません。全く、これだから革靴沼は抜けられねンだワ。中古靴は本当に沼ですからね、皆さん用法容量を…手遅れでしたね(乾いた笑い)。
いずれにしても買ってよかったと、胸を張って言える一足でした!やはり定番は、定番たる理由がありますな。次は少し値が張りますがコードバンモデルも手にしたいところです。踵の緩さが気になりますが…ラストによるのかなぁ?
とりあえず、オールデン最高です。本格アメリカ靴、ソールがなぜか剥がれそうになってたり(!?)ステッチが雑だったりと、思うところはまぁありますが、些細なことです。雰囲気や全体的なクオリティは間違いありませんから、ちょっとしたステッチだのソールの剥がれかけだのは関係ないんですよ。…ソールは大丈夫よね?溝が出来ているだけで、ね?
てなわけで、踵問題はなんとかします!最悪気合でカバーします…オールデンのVチップ、中々良いもんですぜ!