バブアー?バーブアー?バーバー?私です。
コートを買いました
(季節外れ)(3月の雪)
いや、我々服好きは常に半年先のアイテムを購入することは特段珍しくないのですが、如何せん流石に早すぎるのよ。それもコートて。しかし、これにはすごく深い事情があるのです。マリアナ海溝よりもずっと深い、ね。
シトロン断捨離市、浜松の長沼さんファンであれば確実に駆けつけたであろう大出血サービスセール?フリマ?が開催されました。すさまじかったですよ、我が家の爆買いっぷりたるや…。
こと新品に関しては「何で買ったの?(温度のこもっていない眼差し)」と聞かれること請け合いなのですが、長沼さんの私物がお得に大放出されたとあれば、そりゃもう買うしかないよね、と手の平ドリルウーマンに成り代わっていました。あーた本当に妻か?

で、その中で買うた大物がこちら。John Partridge(ジョンパートリッジ)のブラックウォッチオイルドクロスコート。そうです、天下のバブアーよろしくオイルドクロスのアウターを買うてしまいました。しかもマキシ丈の。ガチぃ?
というわけで、完全に未知との遭遇です。ちょっと付き合ってください。あ!もちろんバブアーと同じ生地なので、バブアーについて気になる人も参考になるんじゃないですか知らんけれども!
お前あの時散々バブアーについてバk(おっとそれ以上いけない
目次
スポンサーリンク
オイルドクロスのアウターについてあれこれ

いやぁ…まさかこんな形で手にすることになるとは。というか、当日買う気はなかったのですよ。ただ妻が長沼さんに「これ何ですか?」と聞き、かっこいいじゃん!買いなよ!となり、今に至ります。えぇ…?
ぱっと見は完全にバブアーですが、違います。同じくイギリスのブランドなのですが、こちらは農業器具メーカーのアパレルラインだそう。そう、完全無欠の仕事着です。何でも23年秋冬からドメスティックブランドのYOKEデザイナーさんが監修されているようです。

しかしこちらはその前、完全にイギリスメイドイギリス育ち(?)という、今日日バブアーでさえ中国生産だってのに珍しいことこの上ない一品ですね。でね?そんな細かい話もまぁするんだけど、それ以上にさ…
オイルドクロスってどうなの?
あ、書き手がぶん投げるタイプね
スポンサーリンク
疑問①:手入れどうすりゃええのん?

散々言いましたね?オイルドクロスと言えば格好は良いですが、とどのつまりオイリーな生地なわけじゃないですか。しかも意図的に油分がしみ込ませてあるわけだから、その油分を除去するなんてもってのほかです。
多くのバブアー憧れ勢が夢見ては散っていく敗因の一つは、ン紛れもなくここ。革靴は分かる、ウールも分かる。
でもアブラマシマシ生地はマジで分からん。分かります?分かりませんよね?だって全然普及していないんだから。
長沼氏「テケトーに扱っていいですよ(真顔)」
そもそもこのジョンパートリッジは農業器具メーカー、そのアパレルということは当然に農作業用に作られたアイテムであることは疑いようがありません。ラフにタフに扱う以上、一々ケア云々で頭を悩ませる必要なんぞ無いのです。

何でも、現地では玄関にバッサとかけておく…というか下手すれば野晒しが正解の扱いとのことで。道具服と言うか、道具じゃん。少なくとも丁寧にカバーをかけてしまうと空気の循環が出来なくなり、カビさんコニチワ案件らしいです。
なのでバブアーも、大事に大事に扱うのではなく雑に道具として扱ってあげたほうが輝くとのことです。オイルドクロスはドMだったんだね(違うそうじゃない)。
スポンサーリンク
疑問②:でも他の服と一緒に扱っていいの?
長沼氏「ダメです(ダメです)」
最近のオイルは臭い控えめ、手触りもサラッとしてはいるものの、アブラであることに変わりはありません。他の服と密着させて保管すると、当然臭いや油分が移ってしまう、と。アカン(失神)。

なのでコートを買った足で、ニトリに駆け込みました。ポールハンガーを買う為です。
コート1着の為にハンガーを買う男、ここに爆誕です。
持ち家であれば玄関先のコート掛けとかにバサリとやっておけばいいでしょうが、如何せん賃貸だと壁にオイル移りするのはマジでアカンのよ。
ま!ぶっちゃけここら辺は聞くまでもなく分かっていましたよ。手で触ると付きますからね、アブラがさ。この雑に扱いたいのに他の服と一緒にすると危害が及ぶの、この生地を擬人化したら何かしら小説書けそうなくらい複雑ですよね?
?????
そうした独特の扱いづらさが、旦那さん世代にとって購入に踏み切れない最大の要因なのかも。というかここまで書いて思いましたけど、これこのコートを着たまま車乗ったらシート死にますね。ダメじゃん。脱がな。
面倒くささを楽しむことが出来んとアカンですな
スポンサーリンク
疑問③:どう合わせる?
これについては書いていて気づきましたけど、マキシ丈のコートであるおかげでそんなに気にしなくて良さそうです。だってここまで長尺のコートなら何着たって様になりますわな?オォン?
分かっています。夏直前、半袖で何とか過ごせる時期に何季節外れのコーデ提案しているんだよ、と。でも仕方ないの、だって私たちは真夏の服を真冬に買い、真冬の服を真夏に買う…だから今からこうして提案してあげないとダメだアッツ(白目)。

なんちゃってモッズです。ライトバルブのロングノーズプレーントゥにバーンストーマーのキャバレリーツイルトラウザー、ワーカーズの白BDシャツにレジメンタイを合わせて、紺ブレを羽織りました。このままだとただのアメトラクソガキですが、このコートを羽織った瞬間に渋さと土臭さが付与されます。

まぁ、ブラックウォッチ柄のロングコートの時点で何もかも包み込む破壊力が備わっていることくらい、バカでも分かりますわな?これくらい綺麗な、お手本のようなコーデも簡単に崩せるパワーの持ち主、それがオイルドコットンです。

もちろんデニムオンデニムのコーデにだって、当然合います。何か、これがもっと着丈短めのジャケットスタイルだったら、ここまで魅せられるコーデになっていないのかも。もっと私自身のスタイルがよろしくないと、と言いますか…。

いずれにしてもトラッドに寄せてもワークに寄せても機能する、これ最強なのでは?私の理想とするバランス感です。しかも襟元のピンバッチがバブアーじゃないんだぜ?とアピールしてくれるのも嬉しい。パートリッジって鳥の種類なんですね。
スポンサーリンク
改めてバブアーは旦那さんに勧められるか
まぁ買っちまえば当然コーデは楽しめるでしょう。ただまぁ…万人ウケは相変わらずしないです。かなり少数派、私のように衣服に対して情熱を傾けられる狂信者タイプでない限り、使い勝手の悪さは必ず気になります。
え、エクスムーア…?
ビューフォートでしたっけ?ロング丈なら良いと思いますが、ショート、ミドル丈はムッズいと思います。コーデに落とし込むのも、中々なモッサリ感に気を揉むことになるし、自身が納得したコーデも大勢から見ると(Wow…)と思われる気がします。スズキタゴサクかな?
そしてやっぱり、ロイヤルワラント、イギリス製、というバックグラウド込みで愛されているのであって、伊藤忠商事ライセンスになってからのバブアーロゴドンブランドになった時点で、買おうと思わなくていいんじゃないかなと言うのが率直な感想です。
例えるなら中国製のM-51、ベトナム製のM-47みたいな…「いやいや、えぇ?」ってなりますでしょ?たとえ忠実にディテールを再現していても、何かこう…ワクワクしないじゃないですか。それと同じです。ある種スピリットを身に纏う、そういう類の服なのよ。
その点今回買ったジョンパートリッジは、方針が変わる前最後のモデルだったので、スピリットを着るという完全自己満足の世界は保てそうです。で、肝心のバブアーはスピリットを守るためには古着を買うしかありません。
(あの匂いの?)
(あのコンディションの?)
(あの価格のォ?)
それ答えだぜ
スポンサーリンク
総合的にすごく良い買い物だったと思う



滑りこみです。もう恐らく、この手のスピッてる(語弊が生まれるねその言い方はね)アイテムは、購入するのがとてつもなく難しくなるのではないかと思います。だってそんなスピる余裕が無いのだから。余裕があったからこそ、そのバックボーン、ストーリーがアイテムの魅力になっていたのです。
例えるなら、今のバブアーは電気自動車になったR32GTRです。あの、モーターショーで死ぬほど大炎上した、あの。往年のベテラン戦士のガワだけ残して、内部を効率重視の機械に置き換えたその所業と、ある種同じかなと個人的には感じます。
それだけその背景には魅力を感じず、ガワを重視する人が増えた何よりの証左なのだと思います。しかしせめて、我々トラッドの民は、ガワだけじゃない裏側にも魅力を見出せる人間でありたいですね。
お前散々白Tはユナイテッドアスレ云々言うてたやないか
適材適所だろいい加減にしろ(人はそれを二枚舌と言うんだぜ)。それにこうした大物アイテムこそ、そうした背景が差異になって表れるんじゃないですか。知らんけども。だからこの扱いが難しいコートも、大切に野晒し同然の扱いをしながら愛でていこうと思います。
ま!これ着て外に出るのは多分数か月後ですけどね!!!!!