X880V15のゴアテックス、完全に底値なのでみんな買ってください。私です。
ゴアテックス、フレッシュフォームで1万前半はマジでバグです
先週末、大阪に行ったわけですが、観光や買い物に割ける時間は本当に限られておりました。ので、行って参ったんです!ニューバランス心斎橋に!
何でも関西圏でも屈指の規模のお店さんとのことで、前回の大阪旅行で2002Rを買うたのもこちらです。地下がゴルフ、1階がスポーツ、2階がタウンユース、そして3階がメイドインUS、UKモデルという棲み分けになっています。
父は地下に、母と妻は2階に、もちろん私は3階に行きました。そう!メイドインUSモデルである990v6を持っているのだから、双璧を成すフラッグシップモデルであるUK製のものを買いたいじゃあないですか!
というわけで、まぁ…あとはもうタイトルの通りです。もっと言うなら、990v6だけ買えば良いと思います。なぜ!?USとUKの違いは!?なんてところも解説するので、ぜひ最後までご覧になってくださいな!
因みに心斎橋店のお客さん、7割はインバウンドの観光客さんとのことでした
通貨の弱さを痛感しますねぇ…
目次
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US製とUK製の明確な棲み分け

何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、きちんとUS、UK製それぞれ履いてみてその違いに愕然としました。とりあえず私のようにかっこよさと履き心地をしっかり両立させたい方であれば、悪いことは言わないのでUS製を買うようにしてください。
逆にスマートな服装に馴染ませつつ外しに使いたい、高級なレザースニーカーが欲しいと言ったかっこよさに比重を置いた使い方をしたい方であれば、UK製はものすごく頼りになります。詳しく違いについてまとめてみましょうか。
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US製=最新テクノロジーを詰め込んだノスタルジックなスポーツカー

正確に言えば、フラッグシップモデルである990V6以外はそんなに最新というわけではないですが、それでも搭載されている技術は一級品なものばかりです。

機能性重視と謳われるだけあって、フレッシュフォームやフューエルセルといったニューバランスの超ハイテク素材とエンキャップやアブゾーブといった素材が組み合わされている印象です。このおかげで、踵接地から蹴り出しまでがものすごーくスムーズです。

見た目もトゥスプリング高め、とにかく前に進みやすいことを意識して作られています。他のモデルよりも甲が低く、さらに踵も絞られている印象なので、日本人に特に合いやすいラストだと思います。
見た目はニューバランスらしいなつかしさを覚えるルックスなので、車で例えると現行のフェアレディZやGTRですかね?日産ぇ…。
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UK製=当時の形や技術をそのままにとにかくレトロに復刻したクラシックカー
まず、US製と比較して、歩きやすさは全くありません。
使われている素材もエンキャップが中心、991はフューエルセルも使われていたりしますが、ミッドソールの薄さから考えてもUS製ほどの機能性は感じられませんでした。
面構えと作りの丁寧さ重視な印象で、イギリスのフリンビー工場で職人さんが1足ずつ丁寧に作っています。なので履いたときの足回りの高級感は、US製とは比較にならないほどです。立っている分にはスマートでかっこいい、良いことづくめなスニーカーと言った感じ。
さながら革靴のようだと例えられるほどのかっこよさなので、トラッド民はUK製を好む方が多いかも?本当に当時のまま復刻しているおかげで、トラウザーに合わせても全然負けない魅力があります。
車だと…ローバーミニ、シトロエン2CV、ヨタ8とかですかね?速さや乗り心地では語れない魅力の多い車たち、みたいな。
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トラッド好きにオススメするのは
US製です。というか、よほど見た目に強いこだわりがある方でない限り、UK製に敢えて行く必要はないかも…?
というのも理由は単純で、ラストも完全に当時のままだと思われるからです。思われるってのは、試着した私の感想なので、もしかしたら微妙にアップデートはされているかもですが…。多分、現代の日本人の足には合わない人が多いかな、と。
まず、スーパーストレートです。踏まずの絞り、ほぼ無し。クッション性の無さ、硬めの履き心地も相まって、疲れる人はすぐに疲れると思います。しかも踵周りがかなりゆったりなので、踵が小さい人はサイズを下げたとしても蹴り出しで踵が抜ける可能性が高いです。
私は1500、991を試着しました。紐を縛った状態で立つ分には良いんですよ。すんごいかっこいい、ノスタルジック、スエードの質感も相まって高級感がムンムンです。
が、1歩1歩と歩くたびに(あぁ~…)と思わされます。ニューバランス=レトロフューチャーをイメージし過ぎてしまったからだと思いますが、完全に歩き心地はレトロです。機能性はほぼ感じられない。
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1500

まず1500、エンキャップ以外に何も機能性素材は使われていません。硬めの履き心地と店員さんはおっしゃっていましたし、いくつかのブログでもそう書かれていましたが…これは硬いという単語で美化するものなんでしょうか…?
そもそもアッパーに柔らかいスエードを使用しているから余計にそう感じるのかもしれませんが、足がすっごいブレます。インソールを変えればまた違うのかなぁ…。横にブレるはヒールストライクは硬ってぇわで、「本当にニューバランス!?」ってなりました(語彙)。
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991V2

991もそう、サイズをハーフサイズ下げても踵が抜けまくりです。馴染めば…とも思いましたが、少なくとも990v6は履いた瞬間から踵は抜けませんでしたから、シンプルにラストの設計が私とは合わなかったんだと思います。
ノーズの長さがあるおかげで、スマートな足回りが演出できるのはとてもグッド!
が、フューエルセルのミッドソール自体がかなり薄いので、履き心地の良さにそこまで起因してないかも…。
じゃあフューエルセルじゃなくて…とかになると、多分衝撃がモロに来るかソールが厚くなってしまいUKらしい雰囲気が出ないんだと思います。あくまでもUK製に求められているのはクラシック!ということを、履いて歩いて痛感しました。
かっけぇんですよ!?かっけぇんですけど、履き心地も譲れない人はまずは試着を強くオススメします。少なくとも万人に合うとは口が裂けても言えないィ!!!
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990V6

2002rで良いとか言ったな。
ありゃ嘘だ
2002rも確かに良い、エナジーとアブゾーブの組み合わせによる衝撃を抹消した履き心地はすごくいい。が、そもそもラスト設計が段違いですわな。足に対して一切ない不快感、小っせぇ踵、骨が一切当たらない内振り設計。
そりゃ思わず赤字も
右詰めになるわな
あこれ面倒なテンションのやつだ
そもそも甲が低いおかげでノーズの短さもさして気にならないし、ハイテク合皮やメッシュ、反射材の異素材使いのおかげで、スエードの面積が少ないのに高級感が阻害されていません。
エンキャップとフューエルセル、素材自体はUK製の991V2と同じなのに、踵接地時の安定感とクッション力が天地の差なのもすごいです。V6はややダッドスニーカー感があるので、クッション素材の使用量が違うからこそかもしれませんね。
もうお気づきかもしれませんが、私は見た目と同じかそれ以上にラストの設計や歩き心地など、履き心地を重視しています。合理性を突き詰めたからこそのかっこよさ、それがUS製の最大の強みです。
この履き心地を経験してしまうと、クッション性の乏しい薄底のスニーカーが全く受け付けられなくなります。フラッグシップはいつだってUS製、考えてみればわかることなのにねぇ~。
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まぁ正直なことを言うなら
生産国にこだわらなくても足に良いかっこいいタイプはごまんとありますけどね。2002rはもちろん、1906rのスピードレースタイプのものとかミリタリーコーデに最適じゃありません事?
玉石混交なのは間違いありません。ただ、よほどクラシカルなものや逆にゴテゴテしたものを選ばなければ、外れは少ない印象です。個人的おすすめはアブゾーブを使用したモデル。
2010とかもそうですが、適度にハイテクとローテクがミックスされた名品に多く使われている素材です。ボリュームが出過ぎないからですかねぇ?フレッシュフォームはクッション性がとんでもないですが、いかんせん見た目がランニングやウォーキングに特化し過ぎなんよね。
そう思うと、ハイテクローテクが程よく混ざったデザインに加えて丁寧なつくりと精密な木型…やっぱUS製しか勝ちませんね(白目)。
トリプルブラック買うか
最近オチに苦戦しています。暖かく見守ってください。