インドラがあるならアウトドラもあるし、エクスカリバーがあるならインカリバーもある。私です。英語力。
最近考えたり紹介する雑多な記事が続いてしまって、大変申し訳ない。やはり当ブログの性質上、何かアイテムを買うことでネタが爆発的に広がります。つまり買わないことには、話が広がらないんですねぇ。世界はそれを金欠と呼ぶんだぜ。
そうなると、やはり私の頭の中にあの忌々しい単語がよぎります。違います「お小遣い」じゃないです。「源泉徴収」でもないです。iDeCoをやれ。NISAもやるといいぞ。お金が無い時ほど、縋りたくなる単語、それが!
「コスパ」
コストパフォーマンスという言葉、皆さん誰しも聞いているし使っているし、慣れ親しんだ概念だと思うんです。すっかり定着して市民権を得た単語だと思うのですが、この単語って結構曖昧だと思いません?コストとパフォーマンス、それぞれ独立した単語ですが…これって正解あるんですかね?
今回はそんな分かるようで分からん「コスパ」について、服狂いの端くれである私と一緒に考えてくれませんか?という内容となっています。誰が見るんだこんな中途半端真面目な記事。
目次
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そもそも本来の意味は?
そもそもはコンサルティング界隈の用語なのですかね?とある転職エージェントサイトの用語集にあったので、引用してみましょうか。
コスト・パフォーマンスとは、費用対効果のこと。
投入した費用に対して、得られる価値やメリットの度合いのことを指す。
「コスパ」と呼ばれることも多く、CPと表記されることもある。
単純に価格が安いことを表すものではない。消費者目線でも、企業目線でも選定や評価を行う際の重要な指標の一つとなっている。
はい、引用終わり。大変分かりやすく、読んだ感想も「でしょうね」でした。ようは、企業と消費者で感じ方が違うと。例えば、超高級な素材を使い、超絶技巧の職人に作らせた革靴があるとしましょう。お前すぐ革靴で例えだすな。
メーカー、ブランド側からすれば調達費用や人件費も馬鹿にならないので、支出ははるかに多くなります。じゃあパフォーマンスって何でしょう?
それは、(長期短期関わらず)売れることですよね。投資した分回収出来なかったら意味ないですから。物売るってレベルじゃねぇぞ。
短期はその作っためちゃすご革靴が飛ぶように売れれば、コストに見合ったパフォーマンスと言えます。また長期は、その場では全然売れなくても、その話題性によって広告宣伝効果が波及し、ブランドの認知に繋がり顧客が増えれば…やはりコスパは間違いなくいいですよね。
つまり企業側はビジネス存続のためにも、投入したコストを超える売り上げ(パフォーマンス)を叩き出せれば、コスパの良い商品であると言えますね。コスト<パフォーマンスならコスパ良し、コスト>パフォーマンスならコスパ悪しです。
ここまで着いて来てますか?
離脱する前にくだらない記事読んでから離脱して欲しいな。頼んだぜ。
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我々にとってのコスパ
さぁ、問題はここ。消費者にとってコスパの良し悪しです。企業は明確、投資したコストに見合ったリターン、これがコスパの基準ですね?つまりお金でも話題性でも(まぁ最終的にお金に繋がりますけどね)、何かしら目に見える形で帰ってきます。どちらもお金という同じ指標軸なわけですね。
が、我々はどうでしょうか?コストとしてお金は払いますが、帰ってくるものはファッションであれば服や靴です。目に見える所有物は存在しますが、コストとパフォーマンスの指標軸が同じじゃありません。判断するには、「投資したお金に対してこうパフォーマンスしたらコスパが良い(or悪い)」のパフォーマンスを明確化してあげないと、同じアイテムでもコスパの良し悪しがブレちゃうわけですね。
私にとってワーカーズのシャツは1万円半ばという金額に対して圧倒的にコスパが良いわけですが、もっとドレスの要素が強いシャツを好む方からすれば、私ほどコスパの高さを感じないことでしょう。何となくはみんな言いたいことが分かるけど、具体的に「これ=パフォーマンスじゃ!」ってならないの、めっちゃモヤりません?
だが大丈夫!それを今日!決めるのだから!
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私が思うに

我々にとってのパフォーマンスは、着用するたびに得られる「満足感」をどれだけ「長く楽しめるか」だと考えられるの。分かりますこと?「満足感」と「耐用年数」、この2軸で考えてみますわ。ほな、1つずつ見ていくわ。ほなを付けるだけでお嬢様から関西のおっさんに様変わりである。
耐用年数は分かりますよね?いかに長く使えるか、です。長く着用が出来るというのは、シンプルに耐久性とトレンドが関係していると思います。私がトラッドなアイテムを欲する理由は、後述する満足感はもちろんですが、天然繊維を用いて着用と洗濯を繰り返して出る味わいを楽しむ…そんな良さがトレンド関係なく続くからだと思うわけですね。

満足感…これがまた人による部分が大いにあって大変難しい。が、あくまでも普遍的に考えるのであれば、我々男性は「意味や理由」を感じられれば満足できるとして差し支えないのではないでしょうか。服にまだ慣れ親しんでいない人は、服の歴史も作り手のこだわりも理解する基礎が出来ていません。かっこいいかどうか、モテるかどうか…それくらいでしょうかね?
しかしモードにしてもストリートにしてもミリタリーにしても、そしてもちろんトラッドにしてもその服じゃないといけない意味や理由ってあるんです。なぜ量販されているカーゴパンツっぽいものではなくて古着のM-47じゃないといけないのか。なぜ楽天で売られているモデルの顔だけは良いのに…と感じるジャケットじゃなくて、リングヂャケットじゃないといけないのか。
それは間違いなく、そのアイテムやモノ作りからじゃないと得られない満足感があるからに他ありません。そのためなら、多少高価になろうとも我々服好きはお金をいとわないんですね。知らんけど(台無し)。
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コスパという言い方を変えたいね
世間ではいかに安く満足感を得るか、の指標としてコスパという単語がよく使われますね。それを変えたいと思いませんか?一気にチープな誉め言葉に感じる。彼らメーカーやブランドの努力を、そんなペラッペラの言葉で形容したくありません。それはレイマーのモノ作りを通して、強く感じていました。
「素晴らしく良い」、これで行きましょう。シャツを着て、ボトムスを履いて、ジャケットを羽織って。鏡の前に立ったら、そう言いましょう。価格も聞いて、納得であれば!声を大にして言いましょう!!良いってさ!!!
なんだか日記然とした内容で申し訳ない。ずっと我々にとって本当にコスパが良いものってどんなものだろうと考えて、この記事が生まれました。今後も当ブログではコスパの良い、ではなく素晴らしく良いアイテムを紹介していきます!
今月は爆買いの予感しかしませんので、そしたらまた記事のネタがわんさか出てくるので、お楽しみに!