服の細道

~妻は私の趣味に1ミリタリーとも興味を示さない~

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【真面目でしょうか】革質によるシワの入り方の違いと、理想的なエイジングの定義について【いいえケフィアです】

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キスオブザドラゴン、私です。ダニーザドッグも好き。

 

最近ブログやインスタグラムの写真の質が上がったように見えませんか?私の腕が上がったわけではありません。一朝一夕で上がるもんじゃないですからねぇ。今更ですが、実は機材を変更していました。

 

 

 

今まではフジフイルムのX-A3というレトロで可愛い見た目ながら、独特の色味が実現できるミラーレスデジカメでした。そこからステップアップして、キヤノンのEOS 6Dというフルサイズ機を手にしたんです。これがまた…写りは良いし比較的軽いしで、かなり楽しめています。

 

 

で、今回さらに新機材でマクロレンズ、めちゃ寄って撮れるレンズも買うたんです。これは活かすしかないでしょう!ということで、今回は革靴のアッパー部分に寄ってみようじゃないかという企画です。

 

何がおもろいん?と思われた方、まぁ説明するから見て行ってくださいな。

 

目次

 

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思いついたきっかけ

 

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カーフってあるじゃないですか。革製品に用いられる革の中でも、特にしなやかできめ細やかでしっとりしてて…まず間違いないやつ。革質が上級と呼ばれているので、シワも細かい美しいものが入る…らしいです。我が家でいうとハロゲイトやライトバルブのアッパーがそうです。

 

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逆にステアになると、キレイではあるけど革もがっしりしてどこかワイルド、ツヤなどはあまり期待できない~みたいに言われていますね。厚みもあってタフなので、ブーツに使われることが多いかな?我が家でいうとパラブーツやウィールローブが該当しますね。

 

ほんまか、と。そりゃ、若い子牛の革の方が当然しなやかなのは自明の理。おっさんの肌より若い子の肌の方がピチピチしておりますわな?しかし、じゃあそれがエイジングの良し悪しに繋がるかと聞かれると、私はNoだと言いたい。

 

しかしそのシワの良さ、違いを私の今のレンズでは写せない…し中望遠レンズも欲しいと思っていたので、一念発起と使わなくなったレンズを下取りに出して購入しました!これでシワの感じを一緒に見て、エイジングに正解はない!理想は自分の中にある!ということをみんなで改めて感じましょう!?

 

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カーフのシワ



おぉ~…なんかめっちゃええ感じじゃないですか?やはりカーフのきめ細かさは、特筆すべき最大の特徴ですね。ハロゲイトのアッパーはフレンチボックスカーフ、これと言ってタンナー名がないことから、有名どころではないのかもしれませんが…見て!?

 

 

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このふつくしさ!クレムでケアするとまぁ~ツヤンツヤンになるんです。

 

 

こちらはワインハイマーのボックスカーフ、ネイビーだからか、黒以上にツヤに深みがありますね。スムースレザーの中では、アノネイと同じくらい有名どころですからね。その風格が見て取れます。しかし今回はシワ、エイジングの話ですからね。

 

うわぁ~、っぱええわぁ…。何というんですかね。この得も言われぬ独特の雰囲気。カーフなんて代表的な革ですが、やっぱりそのエイジング、シワ感は目を見張るものがあるというか、指示されるのも頷けます。

 

 

やはり細かいシワですよね。カーフの艶やかな表情の中に、細かいしわが刻まれることで深みが増すというか。カーフというイメージを崩すことなく変化しているんだなぁと分かります。あ、普段からこんなことばっかり考えています、どうも変態です。

 

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ステアのシワ

 

 

はい、この項目は非常に重要なので皆さんしっかり見てくださいね?まずこちらがウィールローブ、クロムエクセルのシワです。んまぁ~大胆。

 

 

ワシャワシャなシワが刻まれていますね。いかにもアメリカンなブーツらしい、豪快なシワです。これはこれで好き。

 

 

で、もう一方のパラブーツはリスレザー。見て!?シワ細かくない!?カーフほどじゃないけど、十分細やかなシワじゃありませんこと!?どゆこと!?どっちも同じストチデザインですから、シワの入り方もさほど変わらないはずなのに。

 

 

つまり、使われている革の元となる原皮がカーフだろうがステアだろうが、なめし方や原皮その物の質でシワ感やエイジングの仕方が大きく変わるんです。カーフが正義、ステアは論外だなんて言わせねぇ。

 

 

まぁ、安いドレスシューズに使われているのがステアなことが多くて、「ドレス靴なのにシワ深!ヤダー」となってしまうところからイメージが付いてしまったのかな、と思います。靴やコーデによってどっちが適しているかなんて簡単に変わります。因みに私はどっちも好きです。

 

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シボ革のシワ

 

スムースレザーとの一番の違いは、コントラストだと思っています。シボ革のシワは、シワの濃淡が生み出すコントラストを味わうのです。宗教じゃないです。アムウェイって知ってる?

 

 

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クロケのシボ革ブーツですが、シボがある時点で表情があるのに、シワが刻まれることでそのシボ自体がより豊かな表情になっているのがわかりますかね?わかるよなぁみんななら、なぁ!?(圧)

 

 

シボ革自体シワの入り方が大変マイルド、ゆっくりとエイジングするイメージです。このブーツは中古で買うたため、かなり進んだ状態なので複雑なシワ感が堪能できますね。

 

 

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こちらはジョーワークス、新品の状態から履いているのでこの浅いシワです。もっとバシバシ履いてあげれば進むのですが、我が家には魅力的な革靴がぎょうさんあるものでして…。

 

 

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アップにしてもこんな感じ。まぁハッチグレインがかなりハリのある革なので、ここからどんなエイジングをしていくのかが楽しみです。

 

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結論

 

 

理想的なエイジングって

何なんだろうか…

 

使われている革質が良ければ理想的なエイジングになる確率は上がりますが、そもそも理想的なエイジングが何なのかについては、人それぞれですものね。

 

私にとっての理想的なエイジングが何なのかも、写真やブログに残しながら考えていこうと思います。とりあえず結論!

 

革質がいいだけではシワの入り方は一位に定まることはないし、そもそも理想的なエイジングが何なのかを決めるのは自分でごわす。