買った!ボーナス完ッ!私です。
はい、ニュートラルのクリームを買おうという記事の中で出てきた茶芯の靴、それが今回紹介するものです。まぁほら、ボーナス時期ですからね。残りは全て貯金するからね、許してほしいわね。
私は以前革靴の効率的な楽しみ方として、「自身が持っていない属性を揃えて行こう」とお伝えしました。私の場合、最も足りていなかったのはワークでした。無骨なアメリカ靴、それは今まで手にしたことの無い(オールデン?知らんな)唯一の属性でした。
オー…ルデン…?
が、それも今日までです。浅草製のアメリカ靴、ついに手にしたんですよォ!本当は12月に見に行く予定でしたが、ふと入ったお店で見つけてしまいましてね!
その名はWHEELROBE(以下ウィールローブ)、国産のアメ靴ブランドの雄は、私が思い描いたワークを与えてくれました。え、どゆこと?(自問自答)
目次
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買ったのがこちら
ウィールローブのキャップトゥでェす!コロンとしたボリューム感、適度な長さのノーズ、特徴的なサイドの切り替え!これこれェ!こういう靴がやっぱり大好きなんだよなぁ~!
黒のキャップトゥは、本来であればビジネスで用いられるフォーマル靴のド定番デザインです。が、外羽根でシルエットがコロンとするだけで、あっと言う間にカジュアル靴に変身しちゃうんだから、面白いよなぁ~。
色は黒、アッパーがクロムエクセルなので茶芯となっています。切り替え部分に茶色の部分が見えているので、自然とテンション上がりますわなぁ…。
オイルドレザーはパラブーツのリスレザーがありますが、そちらよりも油分多めな印象です。箱出しの状態でブルームが浮いていましたから、テンション上がりましたわよウヒョヒョ。
あ、サイズはUS8を選びました。オールデンと同じですが、ここの靴はハーフサイズ大きめに作られているようです。選ばれる方、ご注意くださいね。後述するEウィズのラストは総じてやや大きめのつくりだとお店の方がお話されていました。
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外観
今回買ったのはEウィズ、#314ラストです。サービスシューズに用いられていた木型を参考に、足先に余裕を持たせつつ踵を絞った木型となっています。日本人の足の事をしっかり考えられているので、フィット感がとても良いです。好き(はぁと)。
履き下ろしたその日に撮った写真です。ブラッシングするだけでも、驚くほど艶が出てくるんですよ。革の内部にある油分が、ブラッシングによって表面に出てきたからだと思います。オイルドレザー、クロムエクセルはこれがあるから堪んねぇです。
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ディティール
アメ靴らしい外ハトメ、同色なので悪目立ちせずいい感じです。付属の平紐の雰囲気も相まって、サービスシューズらしい精悍な顔つきですわね。
ソールはハーフラバー、そしてなんとなんとのヒールパーツはキャッツポゥ!!!アメリカのブーツと言えばなディティール!キャッツポゥ自体はもう生産していないので、現行で売られている物は別のパーツになっているのですが、私が購入したお店ではキャッツポゥの最後のロットを確保していたそうです。
↑買ったお店です。素敵な店主さんでした!
じゃあそれいくよねってなわけで購入しました。猫大好きマンの私としても、この怪しげな猫ちゃんは可愛いなぁと思いながら履きます。履いてて見えないけども。
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ここが好きだよウィールローブ
まだきちんと履いてすらいませんが、見ている段階であぁ~^となるこの靴。どうしてそんな恍惚な表情をしてしまうのか、私なりに考えてみました。恐らく持たれている方もそう感じるはず。
とりあえず総括を先に話すなら、アメリカ靴の良さをそのままに浅草メイドのクオリティで作ったよ!です。無敵じゃねぇか。
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アメ靴好きがこういうのでいいんだよと納得するディティール
ブレザー然りスラックス然り、変えるべきことと変えるべきでないことがあると思うんです。日本のブランドが日本人に向けて作るのですから、本国とは当然変える必要がある部分は多くあります。
で、ウィールローブの靴を見ると、その点のバランスが完璧なんですよね。元々はアメリカで靴を作ってたブランドらしく、本場の雰囲気や質感を熟知しているわけです。その演出が、とにかく上手だなと感じました。
アメリカの靴全般に言えることですが、履き心地の良さを特に重視する傾向にある…気がします。私のイメージですよ?質実剛健と言えば良いのか、とにかくタフで履きやすいディティールが多くありません?外ハトメ、適度な長さのノーズ、ダブルソール、ハーフラバー、ラバーのヒールパーツ…壊れづらい、歩きやすい古き良きブーツって感じしますでしょ?
逆に踵や甲を調整し、日本人の足に合うようにし、丁寧なモノ作りを浅草で行う。このハイブリッドさがまさに「こういうのでいいんだよ」と口に出しちゃう納得感に繋がるわけですね。
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クロムエクセルレザーの贅沢使い
こまつさんも言っていましたが、ホーウィン社の代表的なオイルドレザー、クロムエクセルってたっけぇのです。それをラインナップの中心に置くってのが、アメリカ靴へのリスペクトの高さを物語っている気がしますね。
しかも、通常1mmを使うことが多いところを2.2mmの厚さで使っているとのこと!タフネスそのものじゃないですか。クロムエクセル自体はかなり柔らかい革なので硬さを感じにくく、それでいて厚みがあるからよりタフ。これからのエイジングも、厚みがある方が楽しめそうじゃありませんか。
ワインハイマーのボックスカーフを使ったモデルもありますが、個人的にはウィールローブの雰囲気を楽しみたいなら、クロムエクセルモデルを選ばれることをオススメします。
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あまりにもありがた過ぎる価格
何度も言いますが、コスパ云々の話をしているわけではありません。言い方がそう捉えられても仕方ないことは重々承知していますが、そういう話じゃないのよ。そこを分かった上で、これからの話を聞いてね?
手頃なのよ(昇天)
6万円アンダーで浅草メイドの革靴が買える…ありがた過ぎません?ボリューム感や価格帯から考えて、昔のパラブーツみたいじゃありませんか。本格革靴の登竜門的存在、それでいてつくりや素材が丈夫なので、長く履けること間違いなしです。
コスパが良いとかではなく、適正な価格でモノ作りをされている証拠なのかなと思います。細かいところを見れば、価格なりに感じる部分ももしかしたらあるかもしれません。が、アメリカ靴ってこんな感じだったよなぁ~みたいに感じられるのもお得ですよね。
よって、繊細なクオリティの革靴が欲しい方が手にするべき革靴ではないかもしれませんね。もちろん、クオリティが低いと言っているのではありません。アメリカ靴らしい可愛さを感じるのが正しいってことです。
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着用後レビューはしばしお待ちを
プレーントゥが人気らしいですけど、私はこの子を推す!
すごいよね、ここまでの文章量をまだ履き下ろし時点から語れるってんだから。クロムエクセルレザーなので、天候関係なく履きたい時に履きまくってやろうと思いますよ。また履き心地に関してもレビューしますので、楽しみに待っていてくださいまし。
いやぁ、ついにワーク属性も手に入れて、いよいよ私の靴箱も完結ですかね…?毎回言ってますねそうですね。しかし日本の皮革産業を応援したいマンからすれば、結果良い選択をしたのだと思います。今買うべきかと聞かれるとう~ん…聞かなかったことにしよう(白目)。
真面目な話、今はまだ良心的な価格ですが、物価上昇の煽りをいつ受けることになるのか分かりません。そして一度上がった価格は、下がることがありません。今のパラブーツみたいになる前に、欲しいと思ったら買いましょう!
ただ、革靴初心者が買うとなるとサイズ感をやや大きめで認識してしまうのが少し心配かな…?きちんと試着して、何となく履いていてええな?と思うサイズ感で購入しましょうね!
ウィールローブの魅力、少しは伝わりましたか?またコーデが撮り溜め出来たら、エイジングと共に報告しますね!