君だけの花を咲かせたら良いさ、私です。これ熱唱すると泣いちゃうんだよなぁ。「例えばヒロ、お前がそうだったように」も良い。
で、最近ありがたいことに、私のブログがほんのり注目していただけるようになってきました。最近書いたRAYMAR(以下レイマー)さんの木型紹介記事、これを見て東京のポップアップを訪れてくれた方がいるとのことで…。おおいっさんから連絡いただいたときは、何とも感慨深い気持ちになりました。
で、私のブログに訪れる方は、意外にも25~34歳の方が一番多いんですよ。あ、ブラウザで設定していないって可能性もありますけどね。Unknownの人が圧倒的だし。でも分析できる限りでは、一番多いのが若年層なんですよ。
そこで今回は、若い人をターゲットにお話ししましょう。おじさんたちごめんね、そんな時代もあったねと黄昏ながら読み進めてください。てなわけで、若者たちよ、よく聞きなさい。
良い革靴は20代から経験しておきなさい。これはもうね、間違いなく言える。服と同じか、服以上に革靴にこだわりなさい。
目次
若者の革靴離れよ
皆さんブラウザで「革靴 20代 相場」と検索してみてください。
価格1万円以下、あくまでも消耗品、スニーカーが9割ィ!?でしょうね(諦め)。
もう革靴=嗜好品となってしまいました。タバコやチョコレートと同じ立ち位置…そう書くと身近に感じられる不思議。しかし、もう高騰に次ぐ高騰で、よほど好きじゃないと手が出せない価格になっています。そして相次ぐ革靴メーカーのスニーカー市場参戦…アレですか?オワコンってやつですか?
そう感じてしまうほど、初心者には厳しい世界となってしまいました。しかし、その中でも頑張っている国があるんですよ。めちゃ高くなったのは、海外ブランドの話です。ここ日本では、まだまだ熱は下がっちゃいないんですよ!!間違いなく珍しい、というか稀だと思いますがね。
そしてこの流れを、ぜひ読者の方々、若年層の方々に味わってほしいんです。
良い革靴を履くメリット
と言っても、その前に革靴を履くメリットを感じられなかったら、履きたいと思えませんわな。しゃーない、私が教えてしんぜよう。因みに私は、成人してからの数年間で革靴にどっぷりハマりました。これからもハマり続けることでしょう。
そんな私が考える、早いうちに良い革靴を知っておくことのメリット、とくとご覧あれ?
コーデの説得力が段違い
まず、スニーカーが圧倒的に市民権を得ているのは、皆さん周知の事実ですよね?それってつまり、足元の差別化がスニーカーでは困難であることを意味していますね。大抵流行り物のスニーカーはみんな履いているので、他のアイテムで差別化する必要があるわけです。
逆に、革靴はどうでしょうか?履く人が減っているってことは、裏を返せば履くだけで差別化になりますね!そしてそんな革靴、元々はドレスアイテムですから、カジュアルコーデの格を上げるのにピッタリです。
そこに目を付けたのがGUですね!4,000円ほどでリアルレザーの革靴を販売しています。じゃあそれ履けばいいやんって??
ンックック、笑わせる(失礼)。
革靴ってのはね、あんなにマットでザラザラした質感じゃありませんからね!?革の最大の特徴、ツヤ感を感じるのは正直かなり難しいです。そこで、良い革靴の登場だ!
GUの革靴やマーチンしか知らない人に向けてお話しますからね?ガチ勢は黙ってろ?本記事では、3万円以上の革靴を良い革靴として定義します。上目指せるならそれに越したことは無いです。そうした革靴の革質の良さと言ったら…コーデの説得力がワンランクもツーランクもアップします。
お洒落な人たちと仲良くなれる
まず、一般的にオシャレとされている人たちの大半は革靴を履かれています(偏見)。あ、ストリートスタイルが好きな人はブラウザバックしてください。お好きなスニーカーを履いてください。で、そうした人たちは同士を歓迎する姿勢を大事にしています(※個人の感想です)。
それに、良い革靴が欲しくなったらイベントに出向くでしょ?そしたら自ずと仲良くなって、コーデやら靴やらの話で盛り上がるんですよ。この機会は、良い革靴を履いている人ほど圧倒的に恵まれます。私が言うんだ、間違いない。
え?その行動力があるからだろって?大丈夫、これくらいの行動力なんぞ、簡単に身に付きます。そう、良い革靴ならね(?)。
真面目な話、革靴って話題に出しやすいんですよ。何履かれているんですか~?って。それはきっと、見た時点で良い物だって分かるからです。そこから会話していけば、あれよあれよと仲良しです。
服屋さんでもそう、絶対に靴は見られますからね。試着の時に脱いだらインソールも見えますし。分かりやすい魅力を持っているのも、良い革靴ならではです。
ずっと履ける
良いですか?革靴は蒸れるから夏履けないなんて、真っ赤な嘘ですから。年中履けます。てか、履いてください。夏なんて特に革靴が映える季節です。まぁそれは良いとして。
良い革靴、3万円以上の革靴の大半はグッドイヤーウェルト製法、ハンドソーンウェルト製法など修理して履くことが可能なつくりとなっています。これによって、数十年履くことだって夢じゃありません。
それに、良い革靴にハマるとどんどん×99欲しくなってしまうので、足数も自然と増えます。すると一足当たりの当番回数も減るので、もはや履いている人が昇天するのが先かもしれません。いや割と真面目に。それくらい丈夫です。
今や物は消耗品として捉える向きが強まっていますが、我々はもっと1つのものを愛でながら愛着を持って使う、そのことの大切さに気付いた方がいい。革靴を通して、本当のサスティナブルを考えることが出来ます。そして長く使えば、無駄なお金を消費することもありません。
季節や年齢を問わず、壊れても修理しながら履くことが出来る…そういう意味で、良い革靴はずっと履けます。
革靴の選び方
はい、メリットは十二分に伝わりましたね!え?デメリット?ねぇよンなもん。革靴は最高!至高!
で、私も革靴選びは相当に苦労しました。というのも、革靴はスニーカーとサイズ感が全く違います。きつめを選んで万力絞めになったり、逆に緩すぎて足がものっそい疲れたり…色々あって自分のジャストサイズを発見することが出来ました。
なのであくまでも私流ですが、試着した際にどこに気を付ければいいかまとめておこうと思います。
羽根の開き方に気を付けて
私ってば甲薄マンなので、甲を攻め切っていない革靴を履くと試着時点で羽根閉じまくりです。すると、足に馴染んだときに、それ以上フィット感を高められず、結果足がすぐに疲れてしまうんです。
よって、試着時に羽根がバリバリ開いているものを選びましょう。どれくらいバリバリならオッケーかというと「うん、ちょうどいい羽根の開き方ですね」って納得する羽根の開き方の5mm手前です。試着時点でジャストな開き具合だったら、購入を諦めるかタンパッドなどでカスタマイズしてあげてください。
ま、日本人向けに作られた本格革靴であれば、大抵合うので安心してください。私みたいに甲が薄い人は特に気を付けて下さいまし。
アッパーは育つから今の見た目をアテにしない
新品の時って死ぬほど安っぽいんです。革靴ってのは、使い込んでケアしてを繰り返すことで、文字通り育っていきます。よって、箱から出して、試着したその見た目は気にしないでください。あ、でも明らかに安い革だなって時はその限りではありませんがね。
あ、逆に新品の時点でめっちゃかっけぇ…ってなれば、もうそれは買いましょう。そこから育ってもっとかっこよくなりますからね。今まで見た中で最初は「あれぇ…?」となった革は、リスレザーなどのオイルド、コードバン、シボ革ですかね。カーフは新品の時点で安定しています。
よって、カーフで最初からザラザラしていたり、見た目が明らかにかっちょ悪かったりするものは手を出さない方がいいです。ま、良い革靴と呼ばれるものの中にそんな粗悪な革質のものは滅多にありませんがね。
絶対に試着して買え
はい、私と同じ過ちを繰り返してはいけません。靴って時点でものすごくシビアなのに、革靴は特にシビアです。幅、長さをミスるとその履き心地は本来の1/10以下になります。
確かに、私のように地方都市に住む人間からすれば、良い革靴を売っている場所がそもそもねぇんだよ、と。その意見も120%理解できます。じゃあネットで買っちまいますか?
バ カ た れ
( 迫 真 )
妥協するんじゃあない!お近くのお店にないなら、名古屋でも東京でも行けィ!良い靴を買うために中途半端な行動はNGです。電車賃でもなんでもかけて、絶対にお店に足を運ぶんだよ!そこで店員さんに話を聞いてさ、革靴のケアとか教えてもらってさ…それでええやん!!
あとはど~してもネットでポチらないといけないときは…その木型から作られた足入れサービスを展開しているブランドのものを買うとかね。そうだね、レイマーだね(※案件ではありません)。
まぁこれに限らず、試着を自宅でもさせてくれるお店、返品に応じてくれるお店で購入するようにしましょうね。
まとめ
え?オススメのブランド?こちらの記事をどうぞ(投げやり)。
若いうちほど革靴のかっこよさに触れておくと、沼れるのでオススメです。沼りたくない?ハハハ、面白いことを言う人だなぁ~(白目)。
今や面白いことを追求した人が勝つ時代ですよ?中途半端な好きじゃなくて、その業界を助けるくらいの気概を見せんかい!!!!
まぁ若者にそんなプレッシャーかけたら余計に離れちゃうので、もっとライトに考えてもらって大丈夫です。まずは良さを知るために、ささ…おいで?(ダミ声)