メンエスってかろうじてエルメスに空目できるよね、私です。
私はどん底ブロガーなのは百も承知ですが、やっぱり少しでも検索ワードからの流入を狙いたいんです。そこで、検索ワードを見て、そこからお題を探すようにしています。
今や私のブログは「アンクルパンツがダサいかどうか気になる方たち」によって支えられていると言っても過言ではありません。しかし、最近上位の検索ワードにこんなものが。
「パラブーツ サイズ感」
やはり皆さん、私と同じようにネットでパラブーツを買うマンが紛れ込んでいるようですね。止めませんよ、私がそうしたんだから(遠い目)。試着できるところも多くないですし。
仕方ない、もうここまでくるとネット一発幇助の罪で問われませんか?靴は絶対に試着した方が良いんですぜ?分かってる?それを覚悟の上?
じゃあ行くところまで行こうや(堕天)。
目次
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我が家のパラブーツ
ウィリアムちゃんとランスちゃんです。それぞれラストが違うので、これらのラストについて知りたい方は参考になるかなと思います。以下の通り。
・194ラスト…ウィリアム、アヴィニヨン
・110ラスト…ミカエル、ランス
この2つのラストに関しては、お話しできることがあるかなぁと思いますので、ぜひ最後まで見て行ってくれよな!てか、みんなパラブーツ好き過ぎない?
気持ちは分かります。ネットで買えば、未だに5万円~6万円代で購入できる本格革靴ですからね。私の所感、少しでも役立ててくれよな!
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2つのラストに共通する点
恐ろしく良い履き心地とか期待しないでください。そもそもカジュアル革靴の入門的な存在なので、目指しているところが違うように感じます。本格革靴の中でも、カジュアルでアイコニックなルックスやタフさに全振りしている印象です。
もっと言えば、日本人の足に驚くほど合わせる気が無いです。配慮したラスト作ってよ(切実)。まぁ…本国の価格を考えれば納得ではあります。てかかなり頑張っていると思うの。ただ、少なくとも店舗で売っている価格出すなら、浅草に行ってMTOとかすれば?と思ってしまいます。
良くも悪くも革靴らしくないんですよ。ソールも分厚くてクッション性が鬼のように高いので、さながらスニーカー感覚です。さらに底材にコルクを使うところを、ゴムの板が何枚も縦に並んでいるので、足に馴染むとか言う概念もありません。
本格革靴の中でも結構異端なブランド、靴であることを分かった上で買うことをオススメします。革靴らしい革靴が欲しい?同じ価格帯…え?ネットでの価格!?ならやっぱりRAYMARでしょ(ニヤリ)。
色々試すことで、自分の足の特徴や合う合わないが分かってきますからね。お手頃なのに本格的、結構オススメですよ。パラブーツの記事なんだが(セルフツッコミ)。
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194ラスト
はい、ではまずはウィリアムのラストである194ラストの所感からお話していきます。結論から言うと、パラブーツ買うならウィリアムを買え、です。いや本当に。
というのも、甲が比較的低く、我々日本人の華奢な足でも快適に履くことが出来るからです。私は特に甲が低いので、タンパッドを装着したらあら不思議!1日履いても疲れない快適性を手に入れることが出来ました。え?ランス?厚手の靴下履かないと厳しいけど?(絶望)
サイズ感としてはハーフサイズ落として履けばちょうどいいかな?私はUK9を買ってちょい大きかったので。捨て寸も長めなので、普通の革靴選びと同じ感覚で選びやすい、はず。
センチで考えて履くなら、スニーカーのマイナス1cmくらい見ておけばいいんじゃないかな?私の場合、Onのクラウド5で28.5cmなので…2cmやん。8ハーフだと26.5cmですもんね。
うん、スニーカーのサイズあてにしない方が良いな。とりあえず試着しなさい。試着出来ないなら…私のラインナップで参考になるかなぁ…?スタンスミスは27.5cmだった記憶。そう考えると、マイナス1cmでジャストですね。
比較的素直なラストなので、そんなにフィット感で苦労することはパラブーツの中だと(これ重要)少ないと思います。ボリューム感もちゃんとあって、履き心地もそれほど悪くない…パラブーツのラインナップの良心的存在、それが194ラストです。Uチップが欲しいなら、シャンボード買うよりも断然アヴィニヨン買った方が満足度高いと思います。
履くとこんな感じ。鏡面磨きを施したおかげでツヤッツヤですね。リスレザーは結構鏡面磨きで光ってくれるから嬉しい。最近はもっぱらデニムに合わせることが多いです。太いボトムスはもちろん、細身のデニムにも合わせやすい、大変万能なシルエットですね。
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110ラスト
チロリアン系のラインナップで用いられているラストです。結論から言うと、日本人の足に合わせる気ねぇ、です。客観的、あくまでも客観的ですからね?私怨も数割入っていますが。
まず、捨て寸の概念がありません。マジで何で?捨て寸入れないことによるメリットって何?(半ギレ)
よって、長さに合わせてサイズを調整すると、今度はアホみたいに高い甲がそびえ立ちます。モンブランかよ、チョモランマかよ。
そう、この靴は長さ方向で合わせると甲が、甲に合わせると長さが合わせづらいという…現地の人だけが快適に履くことを想定しているとしか思えない設計のラストなんです。はっきり言いますが、私のように甲が低めな人は素直に購入を諦めてください。ミカエルだったら紐でワンチャン…?
厚手の靴下を履くのが前提なんでしょうが、それ前提で履いたとしても…難しいねんな。このラストの靴を買う時は絶対に、絶対に試着してください。というか、ランスは駄目で元々くらいの感覚でイってください。それか、厚手の靴下を履いた状態で試着するようにしてくださいね。
私はローファータイプのランスを買いましたが、夏にショートパンツと合わせることは諦めました。靴下厚手じゃないといけないんだもん。ロングパンツとなら問題なく合わせられますが、暑いっすよねぇ…。
サイズはウィリアムと同じUK9で履いていますが…うーん、ハーフサイズ落として履くべきだったのかな…?この子に関してはマジで正解が分からないので、次買うならミカエル買ってこの子はドナドナします(無慈悲)。
履いてみると、やっぱり唯一無二ですよね、このスタイリングは。ローファー型の戦車ですよ。デニムとの合せ最高じゃありません?厚手の靴下は必須になりますがね。そこ割り切って買うなら、全然いいと思います。カジュアルに合わせるなら、本当に頼もしい1足です。
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カジュアル専用革靴としては最適
どうでした?何となく伝わりました?履き心地期待するもんじゃないって(無慈悲)。ルックスの良さと、ノルウィージャンウェルト製法の無骨さを楽しむための革靴です。見た目に惚れ込んだなら、買っちゃいなさい。
逆に本格革靴ならではの、足に馴染んでいく感覚や足に吸い付いてくるあの感覚が味わいたいなら、他の革靴の方が絶対に良いです。なんせ足に馴染まない、沈まない、吸い付く概念がない。いや、歩き心地は良いんですけどね、革靴らしさはないかな、と。
なんか結構こき下ろしてしまったのですが、私はめちゃくちゃ履いています。ウィリアムなんかは特に履いていますね。そういった履き心地、そういった靴ときちんと納得したうえで履くようにしてくださいね。そして、出来ることなら試着してネットで買ってくださいね。
何度も言いますが、実店舗で買うなら宮城興業辺りで似たようなカジュアル具合の革靴をオーダーした方が満足度は高い…と思ってしまうのは私だけですか?うーん…。決して悪い靴じゃない、高くなりすぎているだけ。もうどこも革靴が高すぎるんよ…。
まとまりがなくなりましたね。結論としては、良い靴です(ニッコリ)。参考にせぇい!!!