藤井風、私です。
さぁ始まりました!「第一回!素人しかいない靴磨き選手権」のお時間です。司会は私、服の細道です。今日は、私のハイシャイン、鏡面磨き童貞を、今日捨てます。
今、目の前に道具たちが並んでいます。そうです、実質Liveです。鏡面磨きをしながら、リアルタイムで文章に起こすことで、もうどうなるかわからないハラハラな展開に仕上げていきます。
それを皆さんが望んでいるのか、全くわかりませんがやっていきます。
イクゾー!!
目次
- 鏡面磨きについて
- 今回の実験道具靴はこちら
- ステインリムーバーで汚れ落とし
- デリケートクリームで水分補給
- クレムで油分と栄養補給
- 豚毛ブラシでブラッシング&乾拭き
- 下地作り
- フィニッシングクロスで鏡面!
- 山羊毛ブラシで整えてフィニッシュ
- 初めての挑戦を終えて
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鏡面磨きについて
きっかけは以前、いつもお世話になっているお店シトロンさんで、靴磨きのイベントがありました。京都は宇治から実店舗を持たないシューケアショップであるM|Aの代表、赤塚誠さんが来てくださり、私の靴を鏡面磨きしてくださったんです。
それがまぁ~とってもキラキラ輝いていて、私とっても興味が出まして!これはぜひ自分でもやってみたい!そう思ったわけです。そこからの私はとにかく早かった。
えぇ、誕プレで両親から鏡面磨きできる道具らを半ば強引にいただきまして、えぇ~。今まさに、目の前に並んでいるわけであります。早速やっていきますわよ!!
あ、道具の詳細については後日別の記事に上げますので、お楽しみに。
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今回の実験道具靴はこちら
パラブーツのウィリアムちゃんにやっていきます。初めての鏡面をまさかのオイルドレザ―に?と思われるかもしれません。でもね、いきなりやるのにUチップにやるのは難易度高いんよ(震え)。
てなわけで早速スタートしていきましょう。鏡面を施すまでは、普通のシューケアと同じ流れで行っていきます。
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ステインリムーバーで汚れ落とし
まずは馬毛ブラシでほこりを落とすようにブラッシング。まぁ、靴脱ぐたびに入念にやっているので、ぶっちゃけほこりついてないんですけどね。
で、以前買った汚れ落とし用のネル生地にモゥブレイのステインリムーバーで汚れと古いクリームを落としていきます。水溶性で革に優しい成分なので、ネル生地に汚れが薄く付くかな?くらいまで優しくフキフキしていきます。
終わってこんな感じ。クリームが取れて、表面がしっとりしてツヤがなくなりました。これで靴の表面がすっぴん状態になりました。ここから激的に変わるから見とけよ見とけよ~??
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デリケートクリームで水分補給
続いて、革に水分を補給していきます。いわゆるデリケートクリームを多めに塗っていきます。多ければ適当でも大丈夫です。革に害はありません。人間で言う化粧水みたいなもので、化粧水は多めにバシャバシャかけろ~って言われますでしょ?
私はコロンブス×ハンズのデリクリを使っています。圧倒的コスパ、大容量、そしてレザーノートのさわやかな香り。これね、靴磨きではよく使うので多めに持っていて損はないです。
はい、塗りたくって少し放置します。ここで重要なのは、塗りたくって放置した後!そのままクリームを塗るのではなく、乾拭きしましょう。これは、赤塚さんに教わったことです。
乾拭きしてこんな感じ、完全に水分が乾くほどではなく、表面を触ってしっとりしてるな、くらいが目安です。これにより、この後のクリームを塗る作業が楽になるんですね。
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クレムで油分と栄養補給
私のブログでおなじみ、サフィールのクレムを塗っていきます。こちらはデリクリと違い、油性のクリームなので、水分ではなく油分や革をしなやかで丈夫に保つために必要な栄養を補給する役割です。人間でいうところの美容液とか乳液に該当するんですかね?
指に薄く付けて塗っていきます。デリクリのおかげで水分が全体に行き渡っているおかげで、非常に塗りやすい。クレム自体がかなり伸びの悪いクリームになるので、このひと手間があるだけで楽さ加減がかなり変わってきます。
あ、以前記事にもしましたが、私はクレムのパリジャンブラウンを塗っています。ニュートラルでもいいのですが、やっぱり色抜けは気になっちゃいますからね。え?なんで他のブラウンにしなかったかって?記事読んで?(はぁと)
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豚毛ブラシでブラッシング&乾拭き
はい、クレムは浸透に時間がかかるので、10分ほど放置します。そして、そのままだと塗りムラがあるので豚毛ブラシでガシガシ力を込めてブラッシングしていきます。これによりクリームをムラなく塗り広げることができます。
塗り広げてこんな感じ。だいぶツヤが出てきましたが、これで終わりではありません。そう、乾拭きですね。赤塚さん、私忠実に守ってますよ!!使うのはコロンブスのポリッシュグローブです。
まずはネル生地の面で乾拭きします。余分なクリームを除去していきます。そのあとにひっくり返して、セーム革の面でツヤを出してみます。これやるのとやらないのでは、大きく差が出るんですよねぇ~!
はい、こんな感じです。写真じゃわからないかな…?ツヤに奥行きが出るんですよね。これで、いつものシューケアであれば終了です。いよいよ、鏡面磨きに入っていきます。
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下地作り
はい、ここから一気に自信なさげに書いていきます。なんせ調べながらやってるんでね、えぇ。サフィールのやり方を参考にしながらやっていきます。
指でワックスを塗り広げるんですね、フムフム。てか、ビーズポリッシュワックスめっちゃ柔らかくて塗りやすいんだが!?ワックスは硬いって聞いていたので、とっても意外。つま先からかかと方向に指で塗っていきます。
塗る箇所は、つま先とかかと外側、あとは外側サイドに薄く塗りました。なんでも下地は乾燥させて定着させることが重要らしいので、かなり慎重に待ちながらやっていきます。
下地部分が曇ってきたらええ感じらしいので、乾燥タイムです。ここからは次の日に書いてます。えぇ、四苦八苦して文章起こす余裕なんぞ皆無でした。
いやわっかんねぇ…写真で分からないかもしれませんが、やってる本人も正解分かってませんからね?
まぁええやろ、とりあえず下地完成。この後はいよいよ鏡面のターンです。
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フィニッシングクロスで鏡面!
これもまた赤塚さんに勧められたクロス、Liricheのフィニッシングクロスを使っていきます。こちらに水を1滴付けて掌でパンパンして、ワックスを薄くとって磨いていきます。
で、多分ですけど私水少なかったんでしょうね。めっちゃ時間かかっちゃいました。もっと早くできるもんなんだろうか。あとから色んな動画見ていると、クロスにも水付けるし、下地にも2,3滴水付けてやってますね。
これは鏡面を施す前、クリームで仕上げた状態です。これはこれで好きですし、カジュアルに履くならこれでも全然いいと思うんですよね。しっとりした中に感じられる柔らかいツヤ、最高です。
はい、四苦八苦しながらあーでもないこーでもないと1時間粘った結果がこちら。まぁ…変わった…よね流石に!?初心者の1発目にしては上出来よね!?!?
ただ、ムラがあるので、もう少しクロスで均していくように色んな方向から磨いていきます。果たして…?
おぉ!?!?
変わったんちゃう?てか、割と自然なツヤ感でええんちゃう??クリームとは明らかに違う、やや鋭さのある輝き…鏡面、完了です。
いや難し過ぎるだろ最高に楽しいわ(ドM)。
かかと側は…まぁええんちゃう?周りとの差がえぐいですけど。
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山羊毛ブラシで整えてフィニッシュ
サパトロブエノ ポリッシュブラシ 山羊白毛 Zapatro Bueno 靴ブラシ ヤギ毛 靴磨き コードバン ハイシャイン 仕上げ用ブラシ
最後に境界線をぼかしてあげるために、山羊毛のブラシで優しくササッとブラッシングして終わり!全然関係ないけど、山羊毛の肌触りが完全に実家の猫でした。ずっと触ってられる。
山羊毛のブラシは高いのを買えと言われたので、手植えながら5,000円のこちらを購入。持ち手も高級感があって最高です(ご満悦)。ただ、私の下地作りがあまいせいか、山羊毛でササッと払うと鏡面が曇る…定着させられていないからなのかしら?
とりあえず寝る時間が近かったせいで、写真は取れてません。夜なんかにやるから…。
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初めての挑戦を終えて
めっちゃ楽しいけどめっちゃ難しい、これに尽きますね。クイック社員とかどうやってやんねん。クイックはおろかスローにしても1時間かかるって、商売あがったりやんけ。
しかし、ここから色んな道具や動画を見て、まずは30分以内にそれなりに光らせるやり方を確立したいところです。まだ鏡面磨きをやったことないみんな!楽しいぜ!もちろん沼だぜ!
鏡面磨き路一口に言っても、ナチュラルなツヤの延長線の仕上がりにするもよし、バッキバキの輝きをひたすらに追い求めるもよしです。十人十色の靴磨き、みんな違ってみんないいです!
さ、あなたも入りましょうか。革靴の沼に(キモスマイル)。