以前こんな記事を書きました。
簡単に要約すると、「アイテムやカテゴリだけでダサいって決めつけるのは良くないよね」って感じ。インターネット特有ですよね、調べればイメージ画像が簡単に出てくるが故にというか。
その中で特に一番多いのがタイトルにもある「ミリタリー ダサい」という組み合わせ。
どう思います!?奥さん!!許せませんよね!?
でもそうなるってことは、当然理由があるはずです。敵を倒すには敵を知る必要があるってサンドマンもといサウンドマンも言ってますしね。原因と対策はセットです。
目次
ミリタリーはなぜダサいという枕詞とセットなのか
いやぁ正直理解できないんですよね。
だってミリタリーはダサくないんだから。
…それだと話が終わってしまう。ただ、私の中で仮説はあるんです。いくつか考えられるものを列挙していきますね。
仮説①着こなしが難しい=ダサい説
ファッション初心者の人が一番初めに手を出すジャンルって、所謂キレイめスタイルと呼ばれる物です。コーデがカジュアルにならないように、ストレートにドレスアイテムを多く使いましょうね~って触れ込み。
MBさんもおっしゃっていますが(最近は浸透してきたからかおっしゃる回数は減ってる気はしますが)、ドレスとカジュアルのバランスは7:3がベストであると言われています。その比率を守ればかなり幅広い人に理解できるお洒落が出来るよ、と。
ただ、個人的にその比率はトレンドの移り変わりもあって変わってきていると思うんです。ちょっと前はまだまだシンプル至上主義、ジョブズスタイルが基盤になっていました。
最近はトレンド的に装飾性マシマシなアイテムや着こなしが増えてきました。そうすると、華やかさが増す一方で考えるバランスも複雑になったのです。カジュアルさがディティールの分増すので、どこかでドレスのバランスを取らないと行けないからね、仕方ないね。
で、トレンド真っ只中のミリタリーはディティール満載です。そうすると、バランスを取ることに慣れていない初心者が手を出して
「んだよこれ使いづれぇ!だっさ!!」
と感じ、ミリタリー=ダサいの図式が構成されたんじゃ無いかと考えられます。
はい、処刑です(半ギレ)
そんな輩はずっと年中テロテロした服を着てれば良いんだ。
仮説②ダサいってつければみんな見てくれる
以前書いた記事内でも言及していますが、人は悪いワードの方が興味をそそられます。そのため、手っ取り早く閲覧数を稼ぎたければ「ベスト3」よりも「ワースト3」、「オススメ」よりも「買っちゃダメ」というワードを使うべきです。
や っ て た わ
まぁ、伝えたいこと伝えてるから(震え声)。
そんなわけで、ファッション関連のワードで一番強烈なダサいという単語を仮説①の人達に向けて発信しているのではないかと思われます。
仮説③お洒落目的のコーデが少ない
ミリタリー好きな、所謂オタクと呼ばれる方達がされている着こなし、見たことありますか?もう全身ミリタリーなんです。彼らはお洒落がしたいわけでは無く、自分が愛してやまないジャンルのものを身につけているだけなので何も悪くありません。
しかしイメージが悪いんだよなぁ(全ギレ)
ミリタリーオタクの着こなしがスタンダード化しているのか、ミリタリーに強いブランドの着こなしって大抵全身ミリタリー全開なんですよ。そりゃ、世界観伝えるためには仕方ないんでしょうけど…ミリタリーというジャンルのハードルをぶち上げているのは間違いなく自称ベテランの人達です。
新規に対し排他的なカテゴリは廃れるって先人も言ってるんよなぁ…ミリタリー特有のハードさやタフさはもちろん素晴らしいし素敵だけど、推しすぎよね。
更に付け加えるなら、大抵そういうコーデ写真っておっさんばっかりじゃないですか。でも、お洒落に興味津々な世代って若者だと思うんです。
そんな若いファッション層に取り入れづらいのよね、雰囲気的に。
まぁ、他のカテゴリと違ってアパレルとしての一面以上に深い歴史があるがゆえになんでしょうね。そこが好きな若者は少数派ですよね。
まとめ
- 着こなしが難しい
- ダサいの代名詞化している
- お洒落なコーデ例が多くない
こんな感じ。八方ふさがりじゃん。でもこれらの仮説は関連性が強いですね。
①と③のせいで②となっているってことです。つまり、その図式を壊してくれる若者がいればいいってことですよね?おやおや…?
私 ち ゃ ん じ ゃ ん(デップー味)
結局お洒落目線でミリタリーを取り上げる人がいないと、この認識は中々変えることが出来ません。このブログを続けていく中で、そういう認識の人を1人でも減らしていくことが私の目標です。え?そんな大層な目標だったの?