服の細道

~妻は私の趣味に1ミリタリーとも興味を示さない~

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【次はイギリス】3国の革靴それぞれ比べてみたら皆違って皆良い話 イギリス編

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前回のこの記事の続きです。もし良かったらそちらからどうぞ~。

 

てなわけで革靴比較第2弾!今回はイギリスの革靴についてただただ見てうらやむ記事です。だって私の靴では無いんだから!欲しいわい!!

 

ポケモンじゃないわよ

 

 
サンダースのミリタリーダービーシューズを見ながら、イギリスの革靴に対するこだわりなんかを探っていきましょう!

目次

 

フランス、イギリス、スペインの革靴それぞれ比べてみた

皆違って面白いよね

簡単におさらいすると、革靴って歴史がかなりあるジャンルですよね。よって、その国を代表する革靴を見ていくことでその国のお洒落に対する考えが見えてくるんです。

 

そこを筆者の手持ちでかろうじてやっていく破綻ギリギリ企画です。いい革靴は高いからバンバン買えない!だからこそ、この記事を見て革靴購入の参考になったら嬉しいなぁと思います。

イギリス代表:サンダース ミリタリーダービーシューズ

ほんま惚れ惚れするかっこよさよね

サンダースは1870年にイギリスはノーザンプトンを拠点にサンダース兄弟の手によって設立されました。イギリス国防省や世界各国の軍への供給をすることで、大量生産できるラインを確立、コスパに優れた体制を築くことが出来たわけです。

 

そしてそんなサンダース社がアーカイブとして持っていたミリタリーシューズのラスト(木型)を基に作られた日本限定モデル、それがこのミリタリーダービーシューズなんですね~。

 

さて、そんなサンダースの靴ですがこの靴から読み解くイギリスらしさの特徴はずばり男らしさの追求であると考えます。

 

前回の記事でもお話ししましたフレンチローファーイングリッシュローファーの違いについてです。フランスの柔らかさ、カジュアルさと対を成すものとしてイングリッシュ、イギリスが引き合いに出されています。実際にイングリッシュローファーの特徴はスマートなフォルムとシャープなトゥにあります。

 

また、背広の語源となったサヴィルロウ、こちらもイギリスのロンドンにある名だたるテーラーがひしめき合っている通りのことを言います。そこからイギリスはスーツの町なんて言われていますね。

 

筆者の大好きアメトラと対をなすブリトラ(ブリティッシュトラディショナル)からも分かる通り、かっちりスマートな印象を持たれている方が非常に多いと思います。

 

かと思えば、バブアー女子のおかげでそれなりに広がりを見せているバブアーや愛してやまないナイジェルケーボンもイギリスのブランドです。フォーマルの真反対にあるアウトドア、ミリタリーブランドです。

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イギリスは日本と同じく島国です。よって、周辺各国から色んなジャンルのトレンドが流れてくるため、結構情報が渋滞してます。

 

なので、イギリスは歴史を知れば知るほどイギリスと言えば?の質問に答えるのが難しくなります。それだけ早い内から選択肢、多様性があったってことはとても素晴らしいことだと思いますがね。

 

しかし、ここまで来て勘が鋭い人は分かったかも知れませんが、今挙げたジャンルには全て共通点があります。それは

 

 

男 臭 い

特徴①ゴールはかっこよさ

かっちょいい…

このミリタリーダービーシューズは、その名の通りミリタリーシューズのラストを現代風にリモデルした靴です。つまり、源流はミリタリーにあるわけですね。

 

その時点でかっこいいやん

 

すみません、癖が出ましたね。続けます。ミリタリーの土臭さ、質実剛健さは間違いなく男性的な感性です。お洒落、ではなくかっこいい。

 

スーツも同じです。お洒落ではなくピシッとしたかっこよさが求められる世界です。それらが合わさった靴、それがイギリスの革靴なんじゃ無いかと思うんですよ。

 

それを踏まえて写真をご覧になって?

 

  • 薄いソール
  • 強いツヤ
  • ストレートチップデザイン

 

これらは、フォーマルなスーツで用いられる革靴の特徴です。全体のフォルムはビジネスシューズほどではありませんが、前回のパラブーツよりもずっとシャープです。

分かりづらいな

特徴②ほんのり薫る無骨さ

ただ、そこで終わればただのビジネスシューズになってしまいます。が、この靴はトリプルステッチで縫製されています。

縫製の糸が3列になってますね

これはミリタリーやワークで用いられる丈夫な縫製です。ステッチがガッツリ主張するのでビジネスシューズではまず見られない装飾になります。

 

このように、男らしいかっこよさが根底にあるドレスとミリタリーを融合させたのがこの靴ってわけです。色んな文化が織りなすイギリスらしいなぁとこの靴を見たときに感じました。

 

つまりミリタリー×ドレス=最高ってことだな!イギリスを代表する靴ブランドがやってるんだから間違いない。

 

特徴①+②=イギリス

うーん欲しい

パラブーツのような柔らかな品の良さではなく、ストレートな男らしい品の良さがイギリスの革靴なのかなぁ、と思いました。

 

が、こちらをご覧ください。

 

みんな大好き

そう!ドクターマーチンもイギリスの革靴です。おいおい品の良さが弱くないかい?と思いますよね?筆者もそう思う(おい)。

 

ただ、共通点はある気がします。こちらはミリタリーともワークとも付かないですが、そちらの色が強いだけで、ゴールはかっこよさじゃないかなぁと思うわけです。

 

比較

  • 3つの中で一番フォーマル
  • 3つの中で一番男らしい
  • スーツからカジュアルなボトムス全対応(強い)

 

こんな感じ。スマートさと無骨さが見事に1つになっているため、どんな格好でもまず間違いなくハマる汎用性の高さがあります。しかし、その男らしさ故に柔らかい脱力したお洒落からは遠のく印象です。

 

特にミリタリーアイテムとの親和性があまりにも高すぎる。ちきしょう欲しい。

 

まとめ

 

こうして比較すると全然違いますな。特にフランスの革靴とは真逆の存在であることをより強く実感しました。

 

次回はラストのスペイン!コスパ最強ブランドのバーウィックです。見てぇ!!